留学生と共に歩む！東本願寺参拝ツアーの魅力と意義

2025年6月7日、京都の東本願寺で開催される「留学生による英語での東本願寺参拝ツアー」は、グローバルな視点を持つ学生たちにとって、特別な意味を持つイベントです。このツアーは、大谷大学とヴァージニア工科大学の留学生による異文化交流の場となり、互いの文化を理解し合う貴重な機会となります。

ツアーの概要

この参拝ツアーは、大谷大学が開催し、同大学の国際学部学生とヴァージニア工科大学の留学生が参加します。実施日時は2025年6月7日の15時30分から16時30分までで、場所は東本願寺の参拝接待所前です。参加者は大谷大学から33名、留学生が18名に上る予定で、英語でのツアーを通して、仏教文化や日本の伝統を紹介します。

自文化を見つめ直す

この活動は、学生たちが自文化を外国語で発信することを目的としています。準備として、浄土真宗や東本願寺に関する事前学習を行い、職員からの講義を受けます。これにより、学生は自分たちの文化の背景を理解し、海外からの参加者に対して質の高い解説を行う準備が整います。このプロジェクトは、自らの文化を見つめ直し、相手を尊重する異文化コミュニケーションを促進することを目指しています。

キャリアデザインに繋がる学び

大谷大学では、授業内容を実践へと結びつけるアクティブ・ラーニングが推奨されています。この参拝ツアーもその一環です。学生たちは、英語を活かしたキャリアを考え、自らの文化を学びながら英語力を向上させることができます。グローバルな社会で活躍するためには、異文化理解を深めることが重要です。このツアーを通じて、学生たちは他文化との接点を持ち、相手の文化をリスペクトする姿勢を培います。

引き続く活動と大学の取り組み

大谷大学の国際学部では、グローバルな視点で地域文化をつなげる教育を行っています。半年以上の長期留学プログラムや短期の文化研修、英語による教育など、多様な学びの機会を提供しています。また、外国人観光客に向けた文化発信の授業は、学生たちに実践的な英語力を身につけさせる良い場となっています。その成果は、国際観光都市・京都において、文化理解の架け橋となることでしょう。

大谷大学の歴史は、1665年に始まります。この大学は、日本の仏教精神に基づき「人間学」と呼ばれる教育を通じて“人物”を育てることを目的としています。近年、大学は国際化を進め、多彩な教育プログラムを展開しています。

この「東本願寺参拝ツアー」は、学生たちにとって文化的な体験を通じた成長の場であり、留学生との交流を通じて国際的な視野を広げる重要な機会です。参拝ツアーを通じて得られた経験は、今後の彼らの人生においても大きな財産となることでしょう。日本文化の理解を深め、異文化コミュニケーションを育むこのような取り組みが、地域と国際社会をつなぐ架け橋となることを期待しています。