大麦を世界へ
2025-12-11 11:45:28

大麦の新たな可能性を引き出す横浜・天盃との共同創作《純麦酒》が登場!

新たな醸造酒の誕生



日本の伝統技術が再定義され、2023年12月11日に《800 大麦〈天盃〉(ヤオ オオムギ テンパイ)》が発売されます。この新しい醸造酒は、株式会社Linné(リンネ)と福岡県の焼酎蔵、株式会社天盃が共同で開発したもので、国産の大麦を100%使用しています。米以外の原料を活かした新しい味わいを提供し、世界中の食文化を広げる手助けとなることを目指しています。

大麦の魅力を広げる



大麦という素材は、ビールやウイスキーなど多くの国で楽しまれてきました。Linnéの代表取締役、今井翔也氏は、大麦が「発酵の媒介」としての可能性を秘めていると考え、これを主原料として採用したと語ります。特に、麹の技術を活用し、世界中の土地から集められた素材を、より魅力的なSAKEに昇華させる未来を見据えているのです。

独自の製法と味わい



この新たな醸造酒は、長年の大麦に関する専門知識を持つ天盃の知見を活かし、軽やかな酸味が特徴の大麦白麹を用いています。日本酒の吟醸製法を取り入れることで、クリアで透明感のある味わいを実現しました。エレガントな香りとバランスの取れた味わいは、スミレやラズベリーを思わせる甘さと清涼感、さらに大麦の旨みを感じさせます。

飲んでみると、白麹の清らかな酸味が心地よく、繊細な甘みがその下支えをします。中盤から後半にかけて大麦の風味が広がり、深い余韻へとつながります。食事とのペアリングにも幅広く対応し、新しい味体験を提供してくれることでしょう。

開発の背景と未来



2024年12月に「麹を用いた日本の伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのち、ちょうど1年が経ったこのプロジェクト。Linnéと天盃は、異なる道を歩んできたものの、酒造りの挑戦を通じて共鳴し合い、新たな境地を築いてきました。原料米の高騰や不足が生じる中で、私たちはこの状況をチャンスとして捉え、原料の多様化を進めたのです。

今後、この新たな醸造酒《800 大麦〈天盃〉》を通じて、日本の食文化と酒造りに革新をもたらし、世界に向けてさらなる広がりを見せることを期待しています。大麦の無限の可能性を追求し続ける姿勢は、未来の酒造りにおいて欠かせないものといえるでしょう。

最後に



発売に際して、今井翔也氏と天盃の四代目蔵元・杜氏多田格氏は、共に醸造の未来を切り開くことへの期待を表明しています。この《800 大麦〈天盃〉》は、ただのお酒ではなく、文化の架け橋としての役割を果たすことを願っています。全国の酒販店や飲食店で12月11日から一般販売が開始されるので、興味のある方はぜひこの新しい酒の体験をお楽しみください。


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