映画と舞台の新たな出会い「真夜中のエピソード」
2025年2月15日(土)17:00より、京の春秋座で日韓共同のプロジェクション・マッピングと実験舞台「真夜中のエピソード」が行われます。本イベントは、映画と舞台の関係性を立体的に探求するもので、特に映画黎明期の巨匠、ジョルジュ・メリエスの影響を色濃く受けています。
開催概要
- - 日時:2025年2月15日(土)17:00 ※開場は30分前、終演予定は18:30
- - 会場:春秋座(京都府京都市左京区北白川瓜生山町2−116)
- - 入場:無料(全席自由席200席)
お申し込みは申込フォームから、1通で2名まで受け付けています。
多様な専門家が集結
この舞台は、日本と韓国の映像作家やメディア・アーティスト、デザイナー、ダンサーなど、さまざまなジャンルの専門家が集まり、新しい劇場の可能性を模索する試みです。タイトルにも使用されている「真夜中のエピソード」は、メリエスによる映画の提唱を受けたもので、彼が手品師であったことからも影響を受けています。彼は舞台上の奇術や魔術を映画に応用し、数々のトリック撮影を生み出しました。
映像と空間の融合
本作では、舞台の上演と記録された映画の相反する性質を“トリック”として共存させることを目指しています。プロジェクションされた映像が空間を延長し、劇場そのものが生きたスクリーンへと転換する様子は、観客に新たな体験を提供します。演劇、文学、美術、映画が混ざり合い、ボーダーレスな創造の世界が繰り広げられることでしょう。
主催と協力
このイベントは「映像と劇場—多層的幻想空間の探求—」プロジェクトの一環で、京都芸術大学舞台芸術研究センターが主催しています。協力にはデンキトンボ、各大学など多くの団体が名を連ねています。
この機会に、ジャンルを超えた新しい芸術体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
京都芸術劇場について
なお春秋座は2001年に開設された劇場で、伝統的な歌舞伎から現代の舞台演劇まで幅広くカバーしています。京都の文化を全国、世界へと発信する役割を担い、未来の舞台芸術に対する探求を続けています。詳細はそのウェブサイトをご確認ください。