笑いと涙を呼ぶリーディングドラマ『終わった人』が京都劇場に登場
2026年春、久しぶりに京都劇場で上演されるリーディングドラマ『終わった人』。この舞台は、内館牧子著の小説を原作としており、定年という人生の転機を迎えた男女の心情を描いています。中井貴一さんとキムラ緑子さんという二人の実力派俳優が共演し、軽快なユーモアと感動的なエピソードで観客を魅了します。
中井貴一とキムラ緑子が贈る感動の舞台
この舞台では、中井貴一さんが演じる主人公・田代壮介の人生が描かれます。壮介は、50歳を前にして思いもよらない急ブレーキを経験し、定年と向き合うことになります。彼が抱える「定年って、生前葬だな」との思いは、多くの人が共感できるものでしょう。
キムラ緑子さんは、壮介の妻を含む様々なキャラクターを一手にこなし、観客を喜ばせることでしょう。彼女の表現力と演技力により、人生の哀しみや可笑しさが巧みに描かれます。この二人の名優による舞台は、観客に笑いと涙の両方をもたらしてくれることでしょう。
作品が呼び起こす共感
原作者・内館牧子さは、この作品を通して、多くの読者から「主人公は自分だ」と声を掛けられることへの思いを語っています。彼女は、現代の定年後の男たちの心理や状況を描写した結果、多くの方が自分にあてはまると感じたのだと考えています。ですので、観客はこの舞台を見ながら、自身の経験と重ね合わせ、より深く物語に没入することができるでしょう。
公演詳細
公演日程は、2026年3月20日(金・祝)15:30、3月21日(土)11:30 / 15:30となります。開催場所は、京都駅ビル内の京都劇場です。チケットは全席指定で9,500円(税込)。
チケットは、2026年12月13日(土)10:00から販売開始されます。各種プレイガイドや公式サイトでの購入が可能ですので、早めにお求めください。
期待に応える再演
中井貴一さんは、再再演にあたって自らの演技を滅新し、「守るべきところ、刷新する箇所」を見極め、より良い朗読劇を届ける決意を述べています。キムラ緑子さんもまた、新たな役柄との取り組みを通じて、さらに成長した姿を観客に見せてくれることでしょう。この舞台は、決して見逃せない企画です。
定年後の人生を如何に楽しむか、その問いかけをしっかり受け止められる素晴らしき機会となります。ぜひ、劇場に足を運び、二人の名優が織り成す感動の物語を体験してください。
お問い合わせ・チケット情報
公演に関するお問い合わせは、京都劇場(075-341-2360、平日10:00~18:00)まで。公式サイトもぜひご覧ください。
この舞台がもたらす体験によって、多くの方が自身の人生を見つめ直すきっかけとなることを、心から願っています。