世界的デザイン賞受賞作品が京都に集結
2025年9月1日から10月3日までの約一ヶ月間、京都アンプリチュードにおいて「伝統工芸×デザイン×テクノロジー」をテーマにした特別な展覧会が行われます。この展覧会では、株式会社日吉屋、株式会社博展、京都アンプリチュードの三社がタッグを組み、伝統工芸である京和傘の美しさやその背後にある技術、さらに最新のデザインとテクノロジーの融合による新しい可能性を魅せる作品が展示されます。
展示の見どころ
この展示の中でも特に注目を集めているのは、博展と日吉屋が共同制作した「在る美」という作品です。この作品は、2023年10月から12月にかけて東京銀座の資生堂ビルで展示されていたものです。世界三大デザイン賞の一つであるRed Dot Awardにおいて最高賞を受賞したことでも、その技術とデザイン性の高さが証明されています。また、日本空間デザイン賞ではグランプリを獲得した実績もあり、国内外で高く評価されています。
展示では、伝統工芸がどのように現代のデザインに影響を与えているのかを、実際に見て感じることができます。また、京都伝統工芸の技術やそのプロセス、さらには新たな工芸アートの空間開発についても体験することができ、訪れる人々にとって新たな発見の場となることでしょう。
特別講演会と工房見学
この展覧会にあわせて、特別講演会も開催されます。日時は9月19日(金)13:00から15:00まで、堀川御池ギャラリーにて行われます。この講演会では、京都の伝統工芸が持つ美しさや、それを支える技術、さらには現代におけるデザインとテクノロジーの融合による新たな可能性についての深い洞察が提供されます。講演会は事前登録制となっているため、参加希望の方は早めの申し込みをおすすめします。
また、講演会終了後には日吉屋の工房見学プログラムも用意されています。ここでは、京和傘の制作過程やその歴史、さらには職人の技術を見ることができる貴重な機会です。特に、油紙や竹を使った作品の香りが漂う中で、職人の繊細な手仕事を目の前で体感できることは、訪れる人々にとって忘れられない体験となることでしょう。
開催情報
- - 開催期間: 2025年9月1日(月)〜10月3日(金)
- - 入場: 無料
- - 会場: 京都アンプリチュード Gallery & Showroom
〒604-0053 京都市中京区御池通堀川東入森ノ木町208番地の2
- - 特別講演会: 9月19日(金)13:00-15:00(事前申込制)
- - 工房見学プログラム: 講演会後に各回20名程度で実施
この展覧会を通して、地域の伝統工芸の魅力やその発展可能性を再認識する貴重な機会を提供します。京都の深い歴史を体感し、新たなインスピレーションを得るために、ぜひ多くの方々に訪れていただきたいと思います。