デザインの力で未来を切り開く
スパイスファクトリー株式会社が新たに執行役員CDO(最高デザイン責任者)として、本村章氏の就任を発表しました。2026年1月から新たなチームメンバーとして加わる本村氏は、デジタル・トランスフォーメーションを支援する企業として、サービスデザインの革新を目指しています。
サービスデザインの重要性
顧客体験(CX)がますます重要視される現代において、企業や行政はそのニーズに応えることが、競争優位を握る鍵となっています。しかし、Adobeの調査によると、顧客が期待するパーソナライズされた体験を実現できている企業は34%にとどまっており、体験価値においてはまだ大きなギャップが存在しています。
本村氏の就任は、単に体験を向上させるだけではなく、開発したサービスを持続的に改善し続ける能力を企業・行政機関が育成するための「デザイン実践能力」を重視しています。これにより、顧客の期待に応える質の高いサービスを提供できるようになるのです。
本村章氏のプロフィール
本村章氏はアメリカでコミュニケーションデザインを学び、サンフランシスコのDubberly Design Officeでの経験を持ちます。その後、株式会社ゆめみにてデザイン組織を立ち上げ、幅広い業界でUXリサーチやサービスデザインを推進してきました。彼が掲げる「協助」の概念は、行政や民間、市民が共に学び合い、デザインを通じて新しい価値を創出することにあります。
「変革に必要なのは技術だけではない」と本村氏は語ります。「自らの理想の状態を描き、それに向かって進む熱量こそが、未来を創るのです」。
デザイン・イネーブルメントの考え方
スパイスファクトリーが提唱するデザイン・イネーブルメントは、企業や行政が自らのサービスを向上させるための新たなデザインの考え方です。このアプローチは、価値づくりから社会の仕組みまでを支えるものとして、今後のビジョンを形成しています。
未来のデザインイベント
2026年2月5日には、東京都内で「公共・金融・デザイン」をテーマにしたイベントが予定されています。このイベントは、デザインの力を借りて公共と民間が交わることで、新しいソリューションを探索する場となります。
まとめ
スパイスファクトリーでは、デザインを通じてより良い社会を実現することを目指しています。本村氏の参加により、同社はデザインの力を最大限に活用し、サービス価値を高める全新しい取り組みを始めようとしています。これからの展開にぜひ注目してみてください。