伝統工芸士が入賞
2025-04-22 11:13:25

京都の伝統工芸士が発明等功労者表彰で入賞!ペットの供養に新たな形を提供

京都の伝統工芸士、山川敦司氏が発明等功労者表彰に入賞



京都市にある清水焼の窯元「山川製陶所」の4代目、山川敦司さんが、4月15日に開催された「京都府発明等功労者表彰」で発明考案功労者表彰を受賞しました。この表彰は発明や考案の重要性を広め、科学技術の進展や創意工夫に関する意欲を高めることを目的としており、昭和32年から毎年行われています。

今回の受賞内容は、愛玩動物の遺骨灰を主成分とした焼結体に関する発明です。山川さんは陶芸の技術を駆使して、適切な融剤を配合し遺骨灰を焼結する新しい方法を考案しました。この技術により、遺骨灰の含有量が9割以上の焼結体を製造することが可能となり、ペットの遺骨を手元に置きたいというニーズに応える商品を提供することができました。

想久の石珠とは?



「想久の石珠(そうくのたま)」は、ペットの遺骨を石珠に成形し、手元で供養するための加工サービスです。遺骨灰を高純度で残しながら様々な形に成形することができ、耐久性や可燃性に優れているため、安心してお守りのように持ち歩くことができます。形状は丸型からハート、星型、さらにはペットの形に似せたものまで多様に展開されており、それぞれの愛情を形にすることができます。

増加するペットの供養ニーズ



ペットを家族のように思い、手厚く供養したいという気持ちは年々高まっていますが、実際には「近くにペット霊園がない」「庭に埋葬することはできない」といった問題が多く存在します。また、遺骨を身近に置いておきたい人も多いのが現状です。「想久の石珠」は、こうした様々なニーズに応えるために生まれました。製作には時間がかかるものの、一つ一つ心を込めて作られ、2022年12月からのサービス提供開始以来、売上実績は30件を超えるほどの人気を博しています。顧客からは「ほっとした」「形を変えてずっと一緒にいられる」と嬉しい声が寄せられています。

今後の展望



山川敦司さんは、今後も顧客のニーズをくみ取り、さらなる価値創出に努める考えです。愛玩動物たちとの思い出を大切にするための新たなサービスを提供し、地域の人々の生活に寄り添う存在であり続けたいと語っています。

お問い合わせ先


山川製陶所 想久の石珠
住所: 〒605-0974 京都府京都市東山区泉涌寺五葉ノ辻町7
電話: 075-531-5466(担当:山川)
E-mail: [email protected]
URL: 想久の石珠

関連リンク


京都府発明等功労者表彰について


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: 清水焼 想久の石珠 発明等功労者表彰

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。