新製品「大容量 自在拡張型バッテリ充放電試験システム」
ヘッドスプリング株式会社が、より持続可能な未来を実現するための新製品「大容量 自在拡張型バッテリ充放電試験システム」を発表しました。この製品の登場は、急速に発展する電動車両市場や再生可能エネルギーのニーズに最適なソリューションを提供するものです。
バッテリの需要と市場背景
近年、電動車両(EV)と再生可能エネルギーの普及が進んでいます。それに伴い、リチウムイオン電池市場も急拡大しており、2022年の850億ドルから2030年には4000億ドル規模への成長が予想されています。このような市場の変化に対し、高性能なバッテリの開発と正確な試験が求められています。
そのため、新たな試験システムが必要とされており、ヘッドスプリングの新製品はその期待に応える設計となっています。特に、この「大容量 自在拡張型バッテリ充放電試験システム」は、最大3MWの出力に対応しており、後からの増設が可能なフレキシビリティを持っています。
製品の特徴と機能
この新しい試験システムは、以下のような特長を有しています:
- - 最大1500Vに対応した標準モデル:高電圧に対応しており、多様な試験が可能です。
- - 並列接続の拡張性:使用者のニーズに応じて、必要に応じた出力を追加できる点が特に優れています。
- - 安全性への配慮:製品設計には安全性が盛り込まれており、リレー内蔵設計が施されています。
- - 多様なオプション機能:お客様の特定のニーズに合わせてカスタマイズ可能なソフトウェアやシステム構成が提供されます。
また、この試験システムはヘッドスプリングが開発した計測・制御自動化OS「biPYXIS」と連携し、マルチメータやデータロガー、恒温槽、BMSなど、さまざまな外部機器と接続できます。これにより、より高度なデータ取得と試験が実現します。
今後の展望
「大容量 自在拡張型バッテリ充放電試験システム」は、EVや蓄電システムの評価ニーズにこたえる製品として、今後のテクノロジー革新に寄与することが期待されています。
さらに、次世代の蓄電技術や全固体電池、超高速充電システムの研究開発など、高度な試験環境への需要に対して、ヘッドスプリングは今後も取り組んでいく予定です。
展示会「BATTERY JAPAN 二次電池展」への出展
ヘッドスプリングは、2050年カーボンニュートラル実現に向けた技術を展示する「BATTERY JAPAN 二次電池展」に出展予定です。この展示会では、充放電システムやバッテリエミュレータ、より多くのバッテリー関連製品を紹介します。
来場特典情報
展示会にお越しいただいた方には、先着で「パワエレ入門教材」をプレゼントします。ぜひこの機会に、次世代のバッテリ技術をご体験ください。詳細や来場登録はヘッドスプリング公式ウェブサイトでご確認ください。
お問い合わせ先
ヘッドスプリング株式会社
広報部
東京都品川区東品川2-5-5 ハーバーワンビル3F
TEL:03-5495-7957
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