電動モビリティの未来
2025-01-17 11:11:25

電動モビリティの未来を見据えた新技術「200kVA大容量SiCインバータ」の登場

ヘッドスプリングが新技術を発表



東京都品川区に本社を置くヘッドスプリング株式会社が、新たに「200kVA大容量SiCインバータ」を発表しました。この新製品は、現代の電動モビリティの進化に呼応したもので、パワーエレクトロニクス分野での技術革新を強化するものです。

電動モビリティへの移行



地球温暖化対策や脱炭素社会の実現に向け、世界中で内燃機関から電動モビリティへの移行が急速に進んでいます。特に電気自動車(EV)やハイブリッド車、燃料電池車に対する関心が高まり、それに伴い、駆動システムの性能向上が求められています。特に、電動モータに関しては、大容量・小型化の両立が重要な課題であり、高電圧化や高速化がますます重要視されています。

SiC(炭化ケイ素)の力



新製品に搭載されているSiCパワーデバイスは、高い耐圧性能と低損失性能を兼ね備えた技術です。これにより、従来のシリコンデバイスに比べてインバータの効率が大幅に改善され、EVメーカーの間でも導入が進んでいます。SiCインバータは、次世代モータ駆動システムの基盤として期待されているのです。

製品の主な特長



「200kVA大容量SiCインバータ」は、以下のような特長を備えています:
  • - 高電圧対応:最大DC800Vの高電圧に対応し、エネルギー効率の高いモータシステムを実現します。
  • - 超高速回転対応:5万rpmの超高速回転を支援するコントローラを搭載し、高速制御の開発を容易にします。
  • - 柔軟なソフトウェア対応:ヘッドスプリングのモータ駆動用アプリや開発キットを活用し、個別の制御ソフトウェアを書き込むことが可能です。これにより開発期間の短縮を実現します。

高度なEV評価環境



さらに、このインバータは双方向直流電源『biATLAS』との連携により、評価環境全体のエネルギー再利用を実現します。これにより、回生ブレーキ試験など、高度なEVモータ評価が可能になります。

今後の展望



ヘッドスプリングの新製品は、日常のEVモータだけでなく、産業用モータや他の電動化分野にも幅広く応用可能です。同社は今後も高性能でエネルギー効率に優れた製品開発を進め、持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。

展示会のご案内



また、ヘッドスプリングは「AUTOMOTIVE WORLD 2025」にも出展します。詳細な情報とともに、展示会では先着でパワエレ入門教材プレゼントや無料相談会も行う予定です。この機会をお見逃しなく。

詳細については、ヘッドスプリング株式会社 広報部(TEL:03-5495-7957)までお問い合わせください。


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