京都と大津のシェアサイクル「チャリチャリ」が新事業展開を発表

京都と大津のシェアサイクル「チャリチャリ」、新事業展開へ

シェアサイクルサービス『チャリチャリ』を運営するチャリチャリ株式会社が、京都・大津で展開されているシェアサイクル事業「kotobike」を承継することが決定しました。この事業承継は、2025年12月1日から効力を発揮する予定で、京都市および大津市の交通事情をより便利にすることが期待されています。

事業承継の背景と目的

「チャリチャリ」は「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」を企業理念に掲げ、福岡を中心にシェアサイクル事業を展開しています。今回の承継では、老舗自転車店・きゅうべえが運営する「kotobike」の実績を活用し、さらなるサービス向上を目指します。特に、チャリチャリが強い九州・中部エリアとの接続性を生かし、京都市と大津市におけるシェアサイクルの利用促進を図る考えです。

京都と大津は通勤や通学等での地域間移動が多く、シェアサイクルサービスが特に有用となるエリアです。これまでも複数の事業者がこの地域で展開していますが、チャリチャリは独自の取り組みとして、ポートの密度を高め、より利便性の高いサービス提供を目指します。

自転車のブランド名称変更予定

承継が行われた後も、当面の間は「kotobike」ブランドを維持してサービスを提供します。しかし、2026年春を目標にブランドを「チャリチャリ」に統一し、同時に自転車設備も更新される予定です。アプリも利用者の利便性を考慮し、チャリチャリのものに統一されます。詳細なスケジュールは後日公表される予定です。

基盤強化への期待

チャリチャリ株式会社ときゅうべえはこれまで、相互に自転車産業の振興を目指して連携を深めてきました。これにより、自転車用の供給や中古自転車販売などでの協力も進められています。この相乗効果により、地域のシェアサイクルサービスの展開がさらに加速することが期待されます。

利用者への影響

利用者にとっては、利便性の改善が施され、シェアサイクルの利用がますます身近なものへと変わるでしょう。また、チャリチャリならではの手軽さや安価な料金体系は、日常の移動手段として一層の活用を促進します。

「チャリチャリ」の料金体系は、1分ごとのリーズナブルな料金設定を採用しており、移動の途中で立ち寄る際にも気軽に利用できるメリットがあります。特に、短時間の移動が多い京都市内での利用が期待されます。