京都先端科学大学とフクシマガリレイの協働プロジェクト
京都先端科学大学工学部が開催したキャップストーンプロジェクトは、2024年度もフクシマガリレイ株式会社と協力し、学生たちに貴重な学びの機会を提供しました。本プロジェクトの特色や進行状況、学生たちの成長について詳しくご紹介します。
キャップストーンプロジェクトとは
キャップストーンプロジェクトは、京都先端科学大学の3年生・4年生を対象とした特別な教育プログラムです。企業が抱える技術的な課題を学生たちに提示し、グループで協力しながら問題解決に取り組むことで、実践的な経験を積むことを目的としています。
フクシマガリレイは、1年間にわたって学生たちをサポートしており、週に1回のオンラインミーティングを通じて進捗を確認し、実験やシミュレーションを重ねてアイデアをカタチにしていくプロセスを共に体験しました。この取り組みは、学生たちにとって大きな成長の機会となり、実際のビジネスシーンでのチームワークやコミュニケーション能力を養う場となっています。
2024年度のスケジュール
プロジェクトは、3月に企業と大学が協力して課題案を作成し、4月には学生たちが各企業の提案を調査しました。5月にはプロジェクトのチーム編成が行われ、6月には工場見学が予定されています。その後、プロジェクト実施を通じて、毎月進捗に応じた中間発表や評価が行われ、12月には最終成果物の完成に向けた準備が進められます。最終発表会は2025年1月に行われる予定です。
学生たちの成長
今年度、フクシマガリレイの社員たちは、学生たちの意欲的な姿勢に感銘を受けました。特に、フクシマガリレイからの「チーム全員が参加するべき」という指導が学生たちのモチベーションを高め、消極的な態度から積極的な参加へと変化していることが評価されました。
学生たちは、様々なアイデアを持ち寄り、試作のプロセスでも互いに協力しながら成果を出すために工夫を重ねました。特にフィルター自動清掃装置の開発では、彼らの粘り強さとチームワークが光りました。
企業側の視点
フクシマガリレイの参加社員たちも、このプロジェクトから多くの学びを得ています。学生との関わりを通して新しい視点を得ることができ、自社の技術を教える立場になることで新たな発見をする機会にも恵まれました。特に実機評価やフィルターの自動清掃に関するプロジェクトでは、社員と学生が互いに刺激し合いながら問題解決に挑む姿が印象的でした。
まとめ
キャップストーンプロジェクトは、フクシマガリレイと京都先端科学大学の連携による素晴らしい取り組みです。学生たちがリアルなビジネス環境で成長し、実際に成果を出す姿は、今後の社会における彼らの役割に期待が寄せられます。学生、企業、双方にとって有意義な時間が流れるこのプラットフォームに今後も注目です。