TASCHENのベーシックアートシリーズ第二弾、日本語版の魅力を掘り下げる
アート愛好家の皆様にとって、待望のニュースです。あの著名なアートブック出版社、
TASCHEN(タッシェン)と
青幻舎のコラボレーションによる「ベーシックアートシリーズ」日本語版の第二弾が、2026年4月中旬に刊行されます。今回は、偉大な印象派の画家
ピエール=オーギュスト・ルノワールと、近現代の鬼才
フランシス・ベーコンを取り上げた2冊が同時に登場します。これにより、アートの深い世界をより多くの人々と分かち合えることになります。
TASCHENの歴史
1980年にドイツのケルンで創業したTASCHENは、アートやデザイン、建築といった多岐にわたる分野の書籍を手がけています。彼らが掲げる理念は、「革新的で美しい美術書を大衆的な価格で提供する」というものであり、これを基に数多くのアート作品のコレクションを世に送り出してきました。今では、パリ、ロンドン、ベルリンなどの主要都市に直営店を構え、アートブック界をリードする存在となっています。特に同社のベーシックアートシリーズは、世界80カ国以上で販売されており、その魅力から20カ国以上に翻訳されています。この人気シリーズでは、一冊で一人の作家を徹底的に掘り下げ、初期作品から代表作までの豊富な作品図版と詳しい解説が掲載されています。
第二弾の特徴
さて、第二弾として発表された『ルノワール』と『ベーコン』ですが、どちらもアートファンにはたまらない存在です。
ルノワール
ルノワールは、「幸福の画家」と称される印象派の巨匠です。彼の作品は常に光と色彩に満ち、観る者の心をとらえます。本書では、彼の厳選された77点の作品が紹介されており、親密感や優しさを表現した作品が豊富に収められています。特に、『プロムナード』や『ムーラン・ド・ギャレットの舞踏会』といった重要作は見逃せません。貧困や戦争、老いと病に直面しながらも、光輝く幸福を追求した彼の人生を追体験することができます。
ベーコン
一方、フランシス・ベーコンは20世紀の絵画史において特異な存在です。彼の作品は、深いトラウマや不安を表現しており、鑑賞者に衝撃を与えます。本書では彼の名作78点が掲載されており、特に『ベラスケスの教皇インノケンティウス10世の肖像に基づく習作』は必見です。ベーコンの作品は、人間存在の試練をテーマにし、同時に同性愛というテーマを公然とアートで表現した初の試みでもありました。
アート体験の深化
これらの書籍は、ネットで簡単にアートに触れることができる時代に、さらに深い学びを提供します。アートの背後にある歴史や作家の人生、不変の価値へと読者を導くことで、単なる鑑賞を超えた豊かな体験を提供してくれるでしょう。特に美術愛好家は、その内容を通じて作品をより深く理解し、鑑賞の幅を広げることができます。
今後の展開
さらには、シリーズ第三弾として、2026年秋頃に「ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー」と「マルセル・デュシャン」の2冊が同時刊行されることも決まっています。アートの世界は常に進化し続けており、今後の展開からも目が離せません。
この機会にぜひ、TASCHENのベーシックアートシリーズ第二弾を手に取り、アートの素晴らしさを再発見してみてはいかがでしょうか。