日本でのIELTS運営が新たなスタートを切る
国際的に認知されている英語テストIELTSが、日本国内での運営体制を見直し、新たな展開を目指しています。IDP Education Ltd.は、日本市場における公式テスト運営を、長年のパートナーである一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)に移管することを発表しました。この新しい体制は、2026年3月から正式に運営を開始し、受験者サービスの向上に力を入れる方針です。
JSAFとIELTSの結びつき
JSAFは2000年に設立されて以来、国際教育や留学支援に取り組み、多くの受験者からの信頼を得てきました。2016年からIELTSの公式テストセンターとして運営を開始し、東京や大阪を中心に多くの受験機会を提供してきました。今回の体制再編により、JSAFは東京、大阪、そして新たに京都でのテストセンターを設け、受験者にとって便利で柔軟な環境づくりを進めます。
新たなテストセンターの開設
新体制では、以下の計4拠点でIELTSの実施が行われます:
- - 東京(高田馬場と新宿の2拠点)
- - 大阪(2月11日より転移した新梅田会場)
- - 京都(新たに設けられるコンピューターセンター)
この拠点の増設により、全国での受験機会が広がり、利用しやすい環境が整います。また、高品質な運営を確保するため、JSAFは国際基準に則ったオペレーションと受験者サポート体制の強化にも取り組む予定です。
充実した受験サポート
JSAFの代表理事、森山真二氏は「受験者一人ひとりの目標と挑戦を支える信頼できるパートナーとして、高品質でアクセスしやすいテスト体験を提供していきます」と述べています。また、IELTSを受験する学校を「IELTS推進校」として認定し、受験支援を行うなど、教育機関との連携を強化する方針です。
IELTSの国内進学への影響
近年、IELTSの受験者数が急増しており、特に留学を目指す学生にとっては重要な試験となっています。海外大学への進学だけではなく、日本国内の大学受験でも広く用いられるIELTSは、特に英語力を証明するための有力な手段として利用されています。CEFR B1(IELTS 4.0以上)のスコアは多くの大学で認められており、C1(IELTS 7.0以上)取得者は難関大学の推薦入試でも有利に働くことが知られています。
受験者の選択肢を広げるため、JSAFは特に高校生向けのプログラムを強化し、IELTSを活用した進路指導を行っています。これにより、国際的な視野を持つ人材の育成が期待されます。
今後の期待と展望
新たな運営体制は、受験機会の拡大だけでなく、教育事業との相乗効果を促進し、IELTSとともに英語教育の質を向上させることを目的としています。受験者の利便性を考慮しつつ、質の高いサポートを提供していくJSAFの取り組みに、今後も注目が集まります。多くの人々がIELTSを通じて新しい未来に挑戦する橋渡し役となることを期待しています。