叡山電車が迎える100周年の旅
2025年9月27日、叡山電鉄は開業100周年を迎えます。この節目の年を祝い、『叡山電車開業100周年事業』が3月20日よりスタートし、2026年3月31日まで様々な企画が展開されます。今回はその数々のイベントや特典についてご紹介します。
歴史を振り返るセレモニー
叡山電車の歴史は1925年にさかのぼります。当初は洛北の観光や比叡山へのアクセスを目的に、出町柳駅から八瀬駅(現在の八瀬比叡山口駅)までの5.6kmが開通しました。その後、地域の発展に寄与し続けてきた叡山電車の100周年を祝う記念式典が、2025年に八瀬比叡山口駅で行われます。式典には国土交通省や地元自治体の代表者が出席予定です。また、式典を通じて感謝の気持ちを伝えます。
鳥瞰図の展示
開業記念日には、出町柳駅にて特別な展示が行われます。大正時代から昭和にかけての叡山電車の鳥瞰図が、現代風にアートとして生まれ変わります。新鋭の鳥瞰図絵師、ドウノヨシノブ氏による作品が出町柳駅の壁面に展示され、訪れた人々に懐かしさと新鮮な視点を提供します。「あなた自身の叡山電車の旅」を見つける、触れ合う機会として訪れてみてはいかがでしょうか。
記念入場券の販売
さらに、100周年を記念した特別な入場券も販売開始されます。全17駅の入場券に加え、過去の駅名が記載された旧駅名の入場券もセットに。特別なデザインの台紙に収められたこの記念券は数量限定での販売です。ファンにはたまらないアイテムとなることでしょう。加えて、記念グッズとして100周年記念キーホルダーも販売される予定です。
小さな乗客のためのキャンペーン
開業100周年を盛り上げるため、特に若い世代に思い出を作ってほしいとの願いから、「こども無料デー」も開催されます。この期間中、小学生以下の子供たちは叡山電車の全線を無料で楽しむことができます。鉄道に親しむきっかけとして、また地域活性化の一助としてこのキャンペーンは期待されています。
まとめ
叡山電車は、地域の歴史とともに歩んできました。100周年にあたる2025年は、さまざまなイベントを通じてその歴史を振り返り、未来に向けての新たな出発点です。特別な記念日を新たなスタートに変えて、多くの方に親しんでもらえるような仕掛けが満載です。ぜひ、この貴重な機会に叡山電車を訪れて、その魅力を体感してください。