4社が共同で次世代型AIデータセンター設立検討
2023年、RUTILEA、東北電力、日立製作所、日本政策投資銀行の4社は、急速に拡大するAIおよびGPU計算需要に応えるため、新たなAIデータセンターの構築に向けた検討を開始しました。この共同プロジェクトは、国内外でのデータセンター需要の高まりに対応しつつ、地域経済の活性化と環境への配慮を両立させることを目指しています。
背景と目的
AI技術の進展が進む昨今、さまざまな業界で高性能な計算資源のニーズが増えています。この背景には、デジタル化を進めるために必要なインフラの整備が求められているという現実があります。特に、国内のAIインフラ供給能力を確保することは、経済安全保障の観点からも重要とされています。
また、環境問題や地域産業の衰退、デジタルデバイドなどの課題が浮き彫りになり、今、我が国は産業の発展に向けた《転換期》を迎えています。そうした状況下で、RUTILEAを中心に4社が強みを活かして新型AIデータセンターという新しい産業の模索に乗り出し、地域と共に未来を描くプロジェクトを進めます。
各社の役割と強み
- - RUTILEA: 福島県におけるAIデータセンターの運営実績をもとに、AIワークロードに最適化した施設の設計・運用モデルをリードします。
- - 東北電力: 安定した電力供給と再生可能エネルギーの利用を通じて、地域価値を最大化し、脱炭素を推進します。
- - 日立製作所: 受変電設備やIT機器の整備を担当し、AIを用いたスマートな運用基盤を通じて運用の最適化を図ります。
- - DBJ: 国内外のデジタルインフラへの投資実績を活かし、地域の活性化や国際競争力の強化を支える金融力で事業展開を支援します。
目指すべき具体的な構想
AIデータセンターの具体化
地域のインフラ施設を活用し、GPUによるAIデータセンターの設計、立地、運用モデルの具体的な検討を進め、社会的な課題に寄与する基盤作りを目指します。特に、地域特性を考慮したデータセンターの規模や運用方法に注目し、それぞれの利用者のニーズに応じた柔軟な設計を検討します。
脱炭素と地域産業振興モデルの創出
再生可能エネルギーの利用や地元企業との連携を強化し、グリーン・トランスフォーメーション(GX)とデジタル・トランスフォーメーション(DX)の同時実現を目指します。また、経済産業省と総務省が進める「ワット・ビット連携」構想にも寄与し、持続可能なAI基盤を創出します。
まとめ
このプロジェクトは、4社の強みを結集し、地域に根ざした新しい産業の創出を目指すものです。私たちの生活に欠かせない情報通信技術が進化する中、持続可能な社会を実現するために重要な一歩となるはずです。今後もこの取り組みに期待が寄せられています。