KYOTO CRAFTS
2025-03-21 13:44:45

京都伝統産業の未来を切り開く「KYOTO CRAFTS and DESIGN COMPETITION」受賞作品発表

京都の伝統を新たな形で復興する「KYOTO CRAFTS and DESIGN COMPETITION 2024-2025」



2025年3月20日、京都伝統産業ミュージアムにて「KYOTO CRAFTS and DESIGN COMPETITION 2024-2025」の表彰式が行われました。このコンペティションは、京都の伝統芸術や工芸を未来に引き継ぐことを目的に、一般部門と学生部門での応募があり、全国から160件もの作品が集まるという盛況ぶりでした。幅広い年齢層からの応募があり、特に18歳から78歳までの参加者がそれぞれの視点で、独自の技術と発想を持ち寄りました。

受賞作品の概要



審査を経て決定された受賞作品の中で、最も注目を集めたのは、グランプリを受賞した島本恵未さんの「ボンボウニエール」です。この作品は、ウニの殻と漆を使用して、小さなお菓子を入れるための器としてデザインされています。古来の茶道の見立ての精神を具現化したこの作品は、見た目が美しいだけでなく、実用性も兼ね備えています。ウニの殻を利用した新たな視点から、自然素材の魅力を伝え、持続可能な社会へのメッセージが込められています。審査員の池坊専宗氏は、「一見縁遠いウニを、京都の伝統に溶け込ませる新鮮さが素晴らしい」と評価しました。

続いて、学生部門賞に輝いたのは、京都工芸繊維大学大学院の粟竹知佳さんの「御神木皮の御朱印帳」です。この作品は、江戸時代から続く御朱印帳を基に、京唐紙の技術を用いつつ、現代のデジタル技術を融合させたもの。御神木の表皮をモチーフにした表紙は、上品な輝きを放ち、多くの人々に日本の伝統工芸の魅力を再発見させることでしょう。審査員の渡邉ゆかり氏も、「伝統と現代技術の美しい融合が特に秀逸」と称賛しました。

また、オーディエンス賞に輝いた作品は前田雄亮さんの「Bombyx Coat」。西陣織を使用したこのコートは、平安時代からのインスピレーションを受けた和洋折衷のデザインが特徴で、伝統の技術を生かしながら現代のニーズにも応えています。観客の投票によって選ばれただけあり、リアルタイムでの反応が伝わることが大変嬉しく、多くの人に支持された証と言えるでしょう。

特別賞とさらなる作品



さらに、審査員特別賞として選ばれた作品の中には、「Bon’s」や「


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