ハートチーム発足
2026-07-27 09:43:38

心不全医療を支える新たな「ハートチーム」の発足

心不全医療を支える新たな「ハートチーム」の発足



医療法人社団蘇生会、蘇生会総合病院(京都市伏見区)は、新たに心不全患者への支援を強化するために「ハートチーム」を2026年5月から始動させました。この取り組みの目的は、増加中の心不全患者に対して多職種が連携し、患者一人ひとりへ包括的な医療支援を提供することです。

さまざまな専門職が集結



この「ハートチーム」は、循環器内科医を中心に、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、退院支援看護師、臨床心理士などの専門家が結集しています。これにより矢印の向きが一方向だけでなく、それぞれの専門分野からアクセスし、急性期の治療から再入院を予防し、退院後の生活支援まで幅広く対応します。

私たちは、週に一度カンファレンスを開催し、患者一人ひとりの病状や生活背景、退院後の課題について意見を共有します。これにより、専門職それぞれが持つ知識やノウハウを駆使し、より良いサポートを行うためのプランが策定されます。

高齢化が進む中での課題



心不全は高齢化社会においてますます重要な課題となってきています。「心不全パンデミック」という言葉があるように、これを克服するためには、薬物治療だけでなく食事の管理、運動療法、心理的サポートなど多面的なアプローチが求められています。これは患者にとって負担が大きく、精神面でも支援が必要です。

心と体の両方を支える取り組み



当院の「ハートチーム」には、臨床心理士も含まれており、これが最大の特徴の一つです。心不全は突発的に発症することがあり、多くの患者さんが病気に対する不安や将来の心配を抱えています。臨床心理士は、医療スタッフには話しづらい心理的な悩みや不安を聴くことで、患者が治療に向き合う助けをし、精神的な支えとなります。こうした取り組みは全国的にも珍しく、当院のユニークな側面を示しています。

地域との連携による新たな支援体制



心不全患者の再入院を防ぐこと、そして患者の生活の質を向上させるため、当院では地域の医療機関や介護・福祉サービスと更なる連携を進めています。外来患者に対する迅速な診療と情報共有を行い、安定後の逆紹介などを通じて地域全体で心不全患者を支える医療体制を構築しています。

理事長の思い



理事長の津田永明は、「心不全はただ治療するだけでなく、患者の生活や心の支えも重要です。多職種が自身の専門性を生かし、患者支援体制を整えてきました。このハートチームを通じて、地域の皆様がより安心して受けられる循環器医療の提供を目指します」と語ります。

医療現場の挑戦



西村医師(循環器内科医)も、心不全の再発防止には薬物治療はもちろん重要であるとしながら、それだけにとどまらず、患者やその家族への支援が不可欠であることを訴えています。「当院のハートチームでは、それぞれの専門家が力を合わせて、心不全患者ひとりひとりに寄り添った医療を届けます。また地域の医療関係者とも連携し、心不全患者を支える体制を進めていきます」と述べました。

お問い合わせ



  • - 病院名: 医療法人社団蘇生会 蘇生会総合病院
  • - 所在地: 京都府京都市伏見区下鳥羽広長町101番地
  • - 創業: 1952年
  • - URL: 蘇生会総合病院

心不全患者を地域全体で支える医療の進展を期待しながら、これからも「ハートチーム」の活動に注目していきましょう。


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