Kaggleコンペ「BirdCLEF+ 2025」で蛸井が金メダルに輝く！

Kaggleコンペ「BirdCLEF+ 2025」で蛸井が金メダルに輝く

京都に拠点を置く株式会社RistのKaggleチーム所属、蛸井宏和氏が初のソロで金メダルを獲得したという嬉しいニュースが届きました。このコンペティション「BirdCLEF+ 2025」は、世界最大級のデータ分析プラットフォームKaggleの中で開催され、多くのデータサイエンティストが参加しました。

コンペティションの概要

このコンペティションは、アメリカの「Cornell Lab of Ornithology」が主催し、2025年3月10日から6月5日まで行われました。挑戦の内容は、コロンビアのマグダレナ渓谷に位置するEl Silencio自然保護区で収録された音声データを元に、鳥類を含む多様な分類群の種を的確に分類するというものでした。

蛸井氏は、2,569人の参加者、2,025チームという厳しい競争を経て、見事に6位に入賞し、金メダルを獲得しました。その背景には、学習データとテストデータの性質が異なるという大きな障壁があったにもかかわらず、早期に有効なアプローチを見つけ、成果を上げたことが挙げられます。

蛸井氏のコメント

蛸井氏は、金メダルに至るまでの苦労を振り返り、「学習データとテストデータの特性が異なっていたため、提出以外でモデルを適切に評価するのが難しく、1日の提出回数にも制限があったため、評価に時間がかかり苦労しました。しかし、運にも恵まれ、比較的早い段階で有効なアプローチを見つけられたことが成果につながりました」と語っています。

Kaggleとは

Kaggleは、登録者が2400万人を超える世界的なデータ分析コンペティションプラットフォームで、企業から出される様々な課題に対して、Kagglerと呼ばれるユーザーたちが精度を競っています。Kaggleの参加者は、その成績に応じて「Grandmaster」「Master」などのランクに分類されます。特に「Kaggle Grandmaster」は、世界中で363人しかいない非常に名誉ある称号です。

Rist Kaggle Teamの力

株式会社Ristは、2020年から優秀なKagglerの採用を進め、「Rist Kaggle Team」を設立しました。現在、チームには10名のKaggle Grandmasterが在籍しており、AI技術を用いたデータ分析やプロダクト開発に力を入れています。このチームの力が、蛸井氏の成功にも寄与したことは間違いありません。