京セラ新製品、エネルギーの未来を変える
京セラ株式会社が今春より新たに販売を開始した蓄電システム「Enerezza PlusⅡ」。この革新的なシステムは、公共および産業用途を見越した設計が施されており、特に高圧受電に対応したモデルとして注目を集めています。米国に本拠を置く京セラは、持続可能なエネルギー技術の分野で数々のブレークスルーを遂げてきた企業ですが、今回は特に半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池の技術を進化させた製品が発表されました。
安全性と耐久性の向上
「Enerezza PlusⅡ」は、日本製の半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池を内蔵しており、その特性として「非危険物」と認定されています。この高安全性は、電極同士が完全に分離されたユニットセル構造によって実現されており、万が一電池が変形しても液漏れや燃焼のリスクを抑えることが可能です。
さらに充放電を20,000サイクルにわたって行える設計は、長寿命化を実現し、長期的な使用時の保証値も引き上げています。業界の標準を超える高い性能が期待でき、15年間の容量保証も心強いです。
多様な用途への対応
本製品は、住宅用だけでなく、学校、病院、公民館といった公共施設への導入にも適した設計がなされています。高圧受電設備に対応した新設計により、BCP(事業継続計画)対策やエネルギー管理が迅速かつ安全に行えるようになりました。また、需給調整市場にも対応した調整力モードが新たに搭載され、さらなるエネルギー効率の向上が期待されています。
施工性の向上とデザイン自由度
特筆すべきは、施工性や設計の自由度を高めたマルチ入力型パワーコンディショナです。このコンディショナは、太陽光発電システムや蓄電池に加えて、EVやポータブルバッテリー、発電機からも供給を受けることが可能で、停電時にも自宅への安定した電力供給が保障されます。狭小屋根への施工の際も最低搭載数を抑えられるため、設計自由度が高まります。
災害対策としての可能性
国内の太陽光発電市場は成長が予測され、特に自家消費ニーズが拡大する中で、災害時の停電対策としての蓄電システムへの関心が高まっています。「Enerezza PlusⅡ」は、こうしたニーズに応える形で開発されており、台風や大雨による停電リスクが高まった際に自動で充電を優先する「レジリエンスモード」も搭載されています。
京セラは今後、蓄電システムを通じた再生可能エネルギーの導入を加速させ、持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでいくとしています。
製品概要
- - 品名: Enerezza® PlusⅡ(エネレッツァプラスツー)
- - 蓄電池ユニット: 1台、2台、3台
- - 使用温度範囲: -20℃ ~ +45℃
- - 蓄電池定格容量: 5.7kWh、11.4kWh、17.1kWh
詳細は
京セラ公式サイトをご覧ください。