コンゴ緊急報告会
2025-02-19 16:14:26

緊急人道支援を実施、コンゴ民主共和国の最新情報をお届けするオンラインセミナー開催

緊急人道支援を行うテラ・ルネッサンス



認定NPO法人テラ・ルネッサンス(所在地:京都府京都市)は、コンゴ民主共和国の東部において、急速に悪化している人道状況を受け、緊急人道支援を行うことを決定しました。衝突が続くこの地域では、反政府武装勢力M23による武力紛争が激化しており、非武装市民を含む多くの人々が被影響を受けています。2025年2月21日(金)には、テラ・ルネッサンスの創設者である鬼丸昌也理事と、海外事業部長の小川真吾氏による最新の情報を共有するオンラインセミナーを開催いたします。

コンゴ東部の現状



2025年1月末、コンゴ民主共和国東部の北キブ州では、反政府武装勢力M23が武力侵攻を仕掛け、ゴマ市を制圧しました。その後、2月14日には、南キブ州にあるブカブ市も同様に制圧されました。その結果、これまでに3,000人以上が死亡し、多くの人々が避難を余儀なくされています。食料や医療へのアクセスも著しく困難になり、人道状況はますます深刻化しています。また、政府軍と武装勢力の間での大規模な戦闘は起きていないものの、M23と略奪グループとの銃撃戦が引き続き発生しています。今後の懸念として、武装勢力と政府軍との戦闘が勃発する可能性があります。

テラ・ルネッサンスの支援活動



テラ・ルネッサンスは、この環境の中で緊急人道支援を開始しました。南キブ州のウビラ市にある病院では、戦闘で負傷した331名の患者に対し、食料や医薬品、医療器具を提供しています。現地のスタッフは、困難な状況下でも被害者の命を守るために全力を尽くして活動しています。

紛争の背後にある原因



コンゴ民主共和国では、1998年以降の紛争で540万人以上が命を落とし、多くの子どもたちが兵士として戦いを強いられてきました。その背景には、レアメタル等の豊富な資源を巡る争いがあります。特に南キブ州では、携帯電話などに使用される金やスズ、タンタルなどの鉱物が豊富に採掘されていますが、これらの資源が違法に輸出され、武装勢力の資金源となっています。

緊急報告会の詳細



テラ・ルネッサンスは、最新情報をお届けするためにオンラインセミナーを開催します。このイベントでは、コンゴ民主共和国の現状、支援の必要性について深く考える貴重な機会を提供します。参加者は、現在の状況を知り、国際人道支援への関心を高め、アフリカの紛争問題について考える助けとなることでしょう。

開催情報


  • - イベント名: 緊急報告会 コンゴ民主共和国、武力衝突の最前線で今、何が起きているのか?
  • - 開催日時: 2025年2月21日(金)21:00 - 22:00
  • - 開催形態: オンライン(Zoom)
  • - 定員: 100名
  • - 参加費: 無料
  • - 参加申込: こちらから

登壇者プロフィール


小川 真吾(おがわ しんご)


役職: 認定NPO法人テラ・ルネッサンス 理事/海外事業部長
経歴: 和歌山県出身。ボランティアとして様々な国で活動し、コンゴにおける元子ども兵や紛争被害者の支援に現在も尽力しています。

鬼丸昌也(おにまる まさや)


役職: 認定NPO法人テラ・ルネッサンス 創設者・理事
経歴: カンボジアをはじめ国際協力活動を行い、地雷除去や自立支援に取り組む。彼の活動は多くの受賞歴があり、地域社会に貢献しています。

テラ・ルネッサンスは、地雷除去支援や子ども兵の社会復帰支援を通じて、すべての生命が安心して生活できる社会の実現を目指しています。今回のオンラインセミナーは、その理念を一層深め、国際支援活動への理解を促進する貴重なチャンスです。ぜひご参加ください。


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