西陣織から生まれた新たなスキンケアブランド「Sericy」
京都発のアップサイクル・スキンケアブランド「Sericy(セリシー)」が、伝統と現代が融合した新たな製品ラインを展開します。これまで西陣織の副産物として捨てられてきた「セリシン」に注目し、美容業界に新風を巻き起こすことに挑戦します。
西陣織は、長い歴史を持つ日本の伝統工芸であり、絹糸の精練過程において「セリシン」という天然のたんぱく質が生成されます。これまでは排水と共に流され無駄にされていたこの成分が、今やスキンケアの救世主へと変貌を遂げるのです。
セリシンの力とは?
セリシンは、保湿効果が高く、肌に優しい成分として近年の研究で重要性が明らかになっています。肌のバリア機能をサポートし、潤いをもたらすこのエッセンスをスキンケアに取り入れることで、より健やかな肌作りを助けます。
Sericyでは、エッセンシャルローションやエッセンシャルフェイシャルミルク、ハンドクリームなど、計3つの製品をラインナップしています。これらのアイテムは全て、セリシンの特性を活かし、伝統的な西陣織の文化を感じられるようにデザインされています。
社会課題へのアプローチ
「Sericy」は、ただ製品を提供するだけではなく、業界として抱える後継者不足や需要縮小といった社会課題に対してもアプローチしています。不要とされていた素材に新たな価値を見出し、職人の技術や暮らしを支援することで、持続可能な産業としての循環を作り出そうとしています。
このプロジェクトには、西陣織織元のサカイタカヒロや文化起業家の大河内愛加さんが関わっており、彼らの情熱と思いが込められています。伝統的な技術を未来に繋げ、全く新しい形で再生させる試みは、多くの人々にインスピレーションを与えることでしょう。
発売開始情報
Sericyの製品は2025年11月11日より、ECプラットフォーム「Makuake」にて先行受注を開始予定です。興味のある方はぜひこの機会にチェックしてみてください。京都の伝統を新しい形で体験するチャンスです。
結論
西陣織とアップサイクル、そしてスキンケアという異なる領域の融合によって誕生した「Sericy」。その製品は、ただの美容アイテムではなく、京都の伝統や職人の精神を感じさせる価値あるものとなっています。新しい形で和の文化を楽しみながら、美しさを手に入れることができるこのブランドに、ぜひご注目ください。