代々木上原に誕生した10億円超の究極邸宅を探索！

今年、代々木上原に新たに完成した「SUPER LUXURY 代々木上原の邸宅」は、建築業界における注目を集めています。この邸宅は、諸戸の家株式会社が創立50周年を迎え、その記念事業の一環として立ち上げたものです。10億円を超える価格が示す通り、その豪華さと独自性は圧倒的です。

50年の歴史が生んだ特別な邸宅

諸戸の家は1975年から続く名門住宅メーカーで、高級戸建分譲を5000棟以上手掛けてきた実績を誇ります。最近、新たなブランド「SUPER LUXURY」を設立し、これに基づいた様々なプロジェクトを展開。例えば、スイスの高級腕時計ブランド「フランクミュラー」とのコラボレーション住宅や、江戸文化を象徴する「豊田小原和紙」を使った物件は2億〜6億円で販売され、多くの注目を集めています。

国土交通省が発表したデータによると、全国の注文住宅の平均購入資金は約5811万円、東京都の新築マンションの平均価格は約1億2940万円。しかし、この代々木上原の邸宅の販売価格はそれらを大きく上回り、特異な存在感を放っているのです。

美しさと永続性を追求した「SUPER LUXURY」

「SUPER LUXURY」とは、住宅を通じて人々の心に豊かさを提供することを目的としたブランドです。場所、空間、装飾という要素すべてを高めることを理念としており、期待を超える住宅を実現するために、徹底したこだわりを持っています。このプロジェクトは単なる住宅ではなく、創造的なアートとも言えます。

アートとのコラボレーション

邸宅の顔とも言えるのが、アーティスト・大森レイ氏による高さ2.4m、幅2.7mの巨大な龍のアート「DRAGON」です。大森氏は陶芸と絵画の両方で評価されているアーティストで、龍は繁栄を象徴する存在として、住む人々へエネルギーを与える願いを込めて描かれています。

さらに、京表具の伝統工芸士・田中善茂氏による引箔パネルが「DRAGON」を取り囲み、存在感を際立たせています。パネルは伝統技術と現代アートが融合した精巧なデザインです。

リビングダイニングに続く扉は漆職人・牧野昴太氏の「ひび割り技法」による作品。この扉は、一般的な漆仕上げとは異なり、ひび割れ模様が特徴のデザインで、近年注目されています。

世界の緑の魔術師による庭

邸宅の外構部分では、世界的ランドスケープデザイナー・石原和幸氏が手掛けた「緑の扉」が特徴的です。英国チェルシーフラワーショーで多くのメダルを受賞した彼のデザインは、まさに庭の詩とも言える空間を演出し、エリザベス女王から「緑の魔術師」と称されています。

アプローチ部分には、表現者・吉河清人氏による重厚感ある作品が設置され、美しい日本の家を引き立てています。