展覧会「安野光雅旅と空想の風景」の開催
2025年3月11日から31日まで、大丸京都店6階の大丸ミュージアムにて、「安野光雅旅と空想の風景」展が開催されます。この展覧会では、国内外を旅した安野光雅が描いた風景画や、彼の絵本の世界を堪能することができます。
安野光雅とは
安野光雅は1926年に島根県津和野町で生まれ、94歳の生涯の中で画家や絵本作家として多くの作品を世に送り出しました。特に風景画をテーマとした作品や、子ども向けの絵本が評価されており、さまざまな表現方法を用いながら独創的なアプローチで見る者の心を捉えています。
展覧会の見どころ
本展では、安野の代表作である『旅の絵本Ⅲ』〈イギリス編〉を中心に、彼が旅しながら描いた多彩な風景画を全場面展示しています。また、安野の少年時代を描いた『ついきのうのこと』や、ユニークな切り絵作品『昔咄きりがみ桃太郎』も展示されるため、ファンだけでなく新しい観客にとっても魅力たっぷりの内容です。
作品の数々
展覧会には120点以上の絵画や資料が展示され、自然と街の美しい描写に触れながら、安野の多様な表現活動を深く理解することができます。彼の独特の視点や豊かな感受性は、訪れる人々に新たなインスピレーションを与えてくれることでしょう。
ギャラリー・トーク
開催期間中の3月11日には、本展のキュレーターである林綾野氏が会場をまわり、展示の見どころを解説するギャラリー・トークも行います。参加は無料ですが、展覧会チケットが必要ですのでご了承ください。
お土産もお忘れなく
会場内では、安野光雅の作品をテーマにした書籍やオリジナルグッズの販売も行っています。展覧会を楽しんだ後は、お気に入りの一冊やグッズを手に入れて、コレクションを充実させるチャンスです。
入場料金と時間
一般料金は1,200円、大学生は1,200円、高校生900円、中学生700円と設定されており、小学生以下は無料ですが、保護者同伴が必要です。入場時間は午前10時から午後6時30分までで、最終日は午後4時30分までとなっているため、訪れる際は時間に注意が必要です。
この展覧会を通じて、安野光雅が描いた心温まる物語や風景の数々をぜひ体験し、その魅力を感じ取ってみてください。彼の作品が持つ独自の視点や空想の世界に浸ることで、新たな発見が待っていることでしょう。