社会課題に挑む中高生の2Dayイベント
2025年8月、西濃運輸東京支店で特別なイベントが開催されました。タイトルは「次世代リーダーズジャーニー2025夏」。このイベントは、中高生の社会課題に関する意識向上を目的とし、リディラバが企画したもので、全国から40名の参加者が集まりました。
イベントの概要
参加したのは、関東・中部・関西から集まった社会課題に興味を持つ中高生たちです。彼らはチームを組み、西濃運輸が直面している実際の課題を学ぶとともに、自らのアイデアを提言しました。これは単なる見学にとどまらず、将来のリーダーシップを培う重要な機会となりました。
取り組みの背景
リディラバは、これまで「SDGs/社会問題スタディツアー」を通じて、多くの中高生に社会課題に触れる機会を提供してきました。2023年には、年間1万人以上の生徒が参加する盛況ぶり。その中で、中高生が単なる参加者ではなく、自らの意見を具現化したいと考える要望が高まる中、企業と連携したこのイベントが設けられました。
「社会課題への関心が高い仲間と交流したい」「実際に企業に提言したい」という声が多くあり、リディラバはこのニーズに応える形で、夏休みを活用した特別プログラムを企画。今回の訪問先として選ばれたのが、社会課題解決を先導する西濃運輸株式会社です。
参加者の声
参加した生徒からは、「水素トラックや自動運転技術の開発に触れ、大変興味深かった」という意見がありました。現場で働く社員の声を通じて、会社と社会のつながりや、課題解決への姿勢を学ぶことができたと感謝の言葉が寄せられました。
一方で、参加者が自分たちの意見を上級企業に伝えた経験を「大学の選抜にも活用したい」と語る姿も。また、プレゼンテーションを通じて、彼ら自身が成長を実感したことが伺えます。
西濃運輸の取り組み
西濃運輸の担当者もこのイベントを高く評価し、「物流が私たちの生活を支えていることに気づいてもらえた。学生たちの意見から学ばせてもらうことも多かった」とのこと。今後、彼らが同社に入社してくれることを期待しているとの言葉も印象的でした。
リディラバの理念
リディラバは「社会の無関心の打破」を事業理念として掲げ、2009年に設立。教育旅行や企業研修を通じて、社会課題に対する理解を深める活動を続けています。この中で、参加者たちが自らの意見を形にし、次世代のリーダーとして成長していくための基盤を作っています。
まとめ
「次世代リーダーズジャーニー2025夏」は、単なる学習イベントではなく、中高生が社会課題に取り組むための自己表現の場や、未来を見据えたリーダーシップを発揮する場となることを目指しています。リディラバは、今後もこうした機会を増やし、より多くの若者が社会に貢献できるような環境を提供していくことでしょう。