聖護院八ッ橋の挑戦
2025-06-13 12:39:21

伝統と革新が交差する!聖護院八ッ橋の鈴鹿可奈子社長の挑戦

京都の伝統菓子「八ッ橋」とその未来



京都のお土産として定番中の定番、八ッ橋。このお菓子は創業300年を誇る聖護院八ッ橋総本店で作られています。近年、この名門を新たな風で巻き込んでいるのが、若き女性社長の鈴鹿可奈子。今回は、彼女がどのように伝統を守りながら革新を進めているのか、その取り組みを詳しくご紹介します。

八ッ橋の歴史


八ッ橋の起源は江戸時代にまで遡ります。名琴家の八橋検校を偲び、彼の名前を冠したお菓子として誕生しました。明治時代には、持ち運びやすく日持ちが良いため、多くの人々に愛されるようになりました。聖護院八ッ橋総本店は、京都の菓子店の中でも最初に法人化した企業としても知られています。1960年には、表千家の家元の発案で、今の「生八ッ橋」が誕生しました。この時から、八ッ橋の形や味が大きく変わることとなります。

鈴鹿可奈子社長の歩み


鈴鹿可奈子は、1982年に聖護院八ッ橋の一人娘として生まれ育ちました。彼女は若い頃からクリエイティブな活動に興味を持ち、中学時代には「八ッ橋を広めたい」という志を抱きました。京都大学で経営を学んだ後、彼女は帝国データバンクに勤務しましたが、祖母の死をきっかけに、家業に戻る決意をしました。経営企画室長に就任し、社長の言葉「人を大切に、地元を大切に」を胸に掲げて、さまざまな改革を進めています。

和菓子の生命線「あんこ」


八ッ橋の命とも言えるあんこの製造現場にも潜入しました。あんこの製造は、職人の技が光る重要な作業で、季節や気候に応じて微妙に調整が求められます。工場では、約3トンのあんこが毎週作られており、職人たちの繊細な目と技が盛り込まれています。どんなに小さな八ッ橋でも、一つ一つ丁寧に仕上げられています。

新ブランド「nikiniki」の誕生


2011年、鈴鹿社長が新たに立ち上げたブランド「nikiniki」は、あまりの可愛らしさから「食べるのがもったいない」と評判です。このブランドは、季節のイベントや自然からインスピレーションを受け、毎月新作が発表されます。手作りで仕上げられたこれらの八ッ橋は、見た目だけでなく、味にも徹底的なこだわりを持っています。オーダーメイドにも対応し、特別な日のギフトやイベントでも人気です。さらに、世界的なキャラクターとのコラボレーションも果たしています。

未来を見据えて


鈴鹿社長は、伝統を守りながらも、常に新たな需要を捉え、八ッ橋の可能性を広げ続けています。彼女の挑戦は、今後も新しい京都の伝統を築く礎となり、観光客や地元の人々に愛される存在であり続けるでしょう。これからの聖護院八ッ橋総本店から目が離せません!


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