龍谷大学ミュージアム特集展示「ギリシア・ローマ文化と仏教」
2026年1月9日(金)から2月15日(日)まで、京都市下京区にある龍谷大学 龍谷ミュージアムにおいて「仏教の思想と文化―インドから日本へ― 特集展示:ギリシア・ローマ文化と仏教」が開催されます。この特集展示では、パキスタン北西部のガンダーラ地域を中心に、西方の文化が仏教に与えた影響を探ります。
ガンダーラ文化と仏教の結びつき
ガンダーラ地域は、ギリシア、ローマ、ペルシアといった多様な文化が交わる場所でした。この影響は仏教の発展にも強く表れており、特に仏教美術には西方の神々の姿が見られます。本展では、2世紀から5世紀にかけてのガンダーラや中央アジアに見られる西方の要素に焦点を当て、当時の仏教が育まれた文化的背景を紹介します。
主な展示作品
展示される作品には、以下のようなものがあります。これらの作品は、時代における仏教と西方文化の融合を象徴しています。
- - トリートーン像(2〜3世紀、ガンダーラ)
- - アトラス像(2〜4世紀、ガンダーラ)
- - 執金剛神像(2〜3世紀、ガンダーラ)
- - ファッロー・アルドクショー並坐像(2〜3世紀、ガンダーラ)
- - アレクサンドロス3世銀貨(前325年頃、イラク周辺)
- - カニシュカ1世金貨(2世紀前半、ガンダーラ周辺)
この特集展示により、仏教がいかにしてさまざまな文化と交流し、成長してきたのかを理解する素晴らしい機会となることでしょう。
展覧会の概要
- - 会期:2026年1月9日(金)〜 2026年2月15日(日)
- - 休館日:月曜日(ただし、1月12日は開館)、1月13日(火)
- - 開館時間:10:00〜17:00(最終入館時間 16:30)
- - 会場:龍谷大学 龍谷ミュージアム(京都市下京区堀川通正面下ル)
- - 入館料:一般700円(前売600円)、シニア600円(前売500円)、大学生500円(前売400円)、高校生400円(前売300円)、中学生以下無料
特典として、障がい者手帳を持つ方とその介護者1名は無料で入館できます。前売りチケットは2026年1月8日(木)23:59まで販売されます。公式オンラインチケットは
こちらから入手可能です。
関連イベント
展示期間中には以下のような関連イベントも開催されます。
記念講演会
- - 「仏陀になったヘラクレス、執金剛になったヘラクレス」
日時:2026年1月18日(日)13:30~15:00
講師:入澤 崇 氏(龍谷大学理事長)
会場:龍谷大学大宮キャンパス東黌101教室
※事前申込必要/聴講無料
- - 「ガンダーラのディオニューソス神像の仏教的解釈」
日時:2026年2月1日(日)13:30~15:00
講師:田辺 理 氏(京都大学)
会場:同上
※事前申込必要/聴講無料
スペシャルトーク
- - 各日13:30~14:15に、学芸員による展覧会の解説があります。
日時:2026年1月24日(土)、2月7日(土)
会場:龍谷ミュージアム101講義室
※事前申込不要/聴講無料
詳細な情報は、龍谷ミュージアムの公式ウェブサイトでご確認ください。
お問い合わせ
何かご不明点がありましたら、以下の連絡先までお問い合わせください。
龍谷大学 龍谷ミュージアム事務部
Tel: 075-351-2500
Email:
[email protected]
詳しくは
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