京セラとウシオ電機、半導体レーザーデバイス事業で提携
京セラ株式会社(社長:作島 史朗)は、ウシオ電機株式会社(社長:朝日 崇文)と半導体レーザーデバイス事業に関する株式譲渡契約を締結した旨を発表しました。この契約により、ウシオ電機は新しい会社を設立し、その事業を分割して新会社に引き継ぐことになります。京セラは、2027年4月1日に、この新会社の全株式を取得する予定です。
背景と目的
この提携は、京セラの米国子会社であるKYOCERA SLD Laser, Inc.(略称:KSLD)が、窒化ガリウム(GaN)技術を活用して半導体レーザーデバイス事業を進めていることから生まれました。KSLDは特に、車載向けのロードプロジェクション技術や、メタバース領域でのARグラス向けのRGBレーザーダイオード開発に注力しています。
現在、KSLDは青色および緑色レーザーの開発に関する技術を持っていますが、赤色レーザーの開発にはまだ外部の協力が必要でした。そのため、GaAs(ガリウムヒ素)基板を用いた赤色レーザー分野に競争力のある技術を持つウシオ電機の半導体レーザーデバイス事業の参加が、重要な役割を果たします。
共同での開発と社会的価値の向上
ウシオ電機の技術基盤が京セラグループに加わることで、RGBレーザーダイオード技術の強化が実現します。これにより、自動車やメタバースといった幅広い分野での製品開発が加速し、新しいユーザー体験の創出や社会的価値の向上を目指します。実際、車両に搭載した光源を用いて、周囲の人や車両に情報を安全に伝える技術として、車載向けのロードプロジェクション技術も進化することが期待されています。
ウシオ電機の特徴
ウシオ電機は、1964年に設立された日本の企業で、東京都港区に本社を構えています。近年は産業プロセス、視覚イメージング、ライフサイエンス、フォトニクスソリューション事業を展開しており、様々な分野で先進的な技術を提供しています。2025年3月31日時点での資本金は約195.56億円です。公式サイトは
こちらです。
この提携は、次世代映像技術やAR技術の発展の原動力となることでしょう。今後の展開に注目が集まります。