妖怪画家・柳生忠平の個展「妖怪絵圖」
2025年8月2日(土)から26日(火)まで、京都岡崎蔦屋書店のGALLERY ENウォールで、妖怪画家・柳生忠平の個展「妖怪絵圖」が開催されます。この個展では、香川県小豆島にある「妖怪美術館」の館長を務める柳生の作品をじっくり楽しむことができます。柳生の描く妖怪たちは、一見不気味でありながら、どこか愛嬌があり、我々にとって身近な存在であることを感じさせます。これからの展覧会では、彼のユーモラスで独特な世界観を体験することができます。
展覧会の魅力
個展の初日には「妖怪風似顔絵」イベントも行われます。これは、参加者が自身の中に潜む妖怪的な要素を柳生に描いてもらうというもの。参加費は3,000円(税込)で、所要時間はおおよそ30分です。事前予約が必要ですので、参加希望の方はお早めに申し込みを。
また、展示作品は8月2日(土)から販売される予定で、作品集『POP YOKAI 現代百鬼夜行Contemporary Character Art of Japan』も展示されます。この作品集はフランスの出版社から2024年9月に発売される予定で、柳生の創造する妖怪の世界を更に深く知ることができる一冊です。
柳生忠平とは
柳生忠平は1976年に香川県小豆島で生まれ、幼少期から妖怪に強く惹かれてきました。彼の創作のルーツには「妖怪製造装置」という考え方があり、これは日本古来の妖怪だけでなく、現代の妖怪を次々と生み出すことを意味しています。彼は2005年に正式に妖怪画家としての活動を始め、その活動範囲は国内外に広がっています。
アートと共に伝統を融合させ、2018年からは妖怪美術館の館長としても力を発揮しており、多くの評価を受けています。近年も国内外で多くの展覧会を開催し、愛らしくも不気味な妖怪たちを描き続けています。
妖怪たちとの共生
柳生は妖怪たちを描くことで、我々の社会が直面している問題にも光を当てています。作品を通して、妖怪たちが日常のなかで持っている信念や力を借りることで、現代の課題を共に考える機会を提供しています。彼の作品には、単なる恐怖や不気味さを超えた深いメッセージが込められ、見た人にも共感を呼び起こす力があります。
開催情報
- - 期間: 2025年8月2日(土)〜8月26日(火)
- - 時間: 10:00〜20:00
- - 場所: 京都岡崎蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
この機会に、柳生忠平のユニークな妖怪の世界に触れ、彼の作品から様々なことを感じ取っていただければと思います。入場無料ですので、ぜひお気軽に足をお運びください。