アルテジェネシス、理容事業への新たな挑戦とリブランディングの計画

アルテジェネシス、理容事業へ進出

関西で77年の歴史を持つグランド理美容株式会社の理容部門が、アルテジェネシスに譲渡されることが決定しました。これにより、アルテジェネシスグループは新たなビジネスフィールドとして理容事業に乗り出します。2025年3月1日には、旧エーゲの海京都店が「GRAND 西院店」として生まれ変わります。

理容事業の展望

1986年に1軒の美容室からスタートしたアルテグループは、独自のフランチャイズモデルを確立し、350店舗以上を展開するまでに成長しました。これまでも、まつげや眉毛サロンなど多様なサービスを提供してきたアルテグループでは、理容事業に注目し、特にクラシカルメンズ市場をターゲットにした新たな事業戦略を打ち出しています。

理容市場は年々縮小しているものの、大手チェーン店の少なさから、成長の余地は大きいと評価されています。また、近年では若年層からシニア層にかけて、男性の美容意識が高まりつつあることも見逃せません。この波に乗って、アルテジェネシスは理容室においても新しい潮流を生み出そうとしています。

GRANDブランドの再生

GRANDは1947年に設立され、大阪・京都・神戸で展開する老舗の理容・美容ブランドです。その長い歴史と信頼をもって、今回アルテグループはGRANDブランドの4店舗を譲受することとなりました。リブランディングを通じて、理容師免許の取得支援やダブルライセンス制度を推進し、アルテグループの美容師たちに新たなキャリアの選択肢を提供します。

移転する「GRAND 西院店」は、心を解きほぐす空間を提供することをコンセプトに、店長の徳富猛氏が管理を行います。彼は、付加価値の高いサービスを通じて、顧客に特別な体験を提供することを目指しています。落ち着いた空間での高品質な技術により、訪れるすべての方々に心地よい時間を過ごしてもらうことを約束します。

これからの展望

理容事業への進出は、アルテジェネシスの全方位戦略の一環として位置づけられています。単一の業態に依存せず、様々なスタイルの美容サービスを展開することで、常に顧客のニーズに柔軟に応える体制が整えられています。またスタッフにとっても、「生涯美容師」として働き続けるための選択肢が広がることで、モチベーションの維持に繋がります。

今後もGRANDブランドは、スタッフへの研修や地域密着型のサービスを通じて、さらなる成長を目指していきます。