サポートを超えた「関係性」を大切に
特定非営利活動法人コミュニティ・スペースsacula(以下:sacula)が、京都府および滋賀県において地域福祉向上の大きな貢献が期待される団体として、京阪新聞社より「福祉奨励賞」を受賞しました。この栄誉ある賞の贈呈式は、2025年1月17日に京都新聞文化ホールで行われ、saculaの代表理事である木村友香理氏が出席しました。
受賞の背景と意義
8年間にわたる活動は、地域に住む多くの子どもや若者の生活に寄り添ってきた結果として評価されました。木村理事は受賞に際し、「このような素敵な賞をいただけることを光栄に思います。これも日々支えてくださる皆様のおかげ」と感謝の気持ちを語りました。
saculaの特徴の一つは、「支援」という言葉を使わないという方針です。支援を必要とする子どもたちの中には、「支援される」という考えに対してネガティブな感情を持つ者もいます。そういった子どもたちが安心できる居場所を提供することを大切にしているため、スタッフは専門性よりも「関係性」を重視して活動しています。
具体的な活動内容
saculaは多様なプログラムを展開しています。主な活動には以下があります。
- - 子ども若者居場所事業:子ども食堂や若者ご飯会、平日日中・長期休暇の居場所を提供し、地域の子どもたちが過ごせる空間を確保しています。
- - 相談・サポート事業:自立に向けたサポートを行うシェアハウスや就労支援、SNSや電話を通じての相談窓口も設けています。
- - コミュニティ・カフェ事業:カフェバー&レンタルスペース「すずなりランタン」では、地域の人々が交流できる場を提供しています。
地域との関係構築
saculaでは、地域の方々との「関係性」を深めていくことが重要だと考えています。木村理事は、今後も多くの方々との出会いを大切にし、子どもたちやその家族、地域社会全体にポジティブな影響を与える活動を続けていく決意を示しています。
これからの展望
saculaの今後の活動には大きな期待が寄せられています。彼らの理念である「関係性」を最優先にした支援体制は、地域の強い絆を育むための鍵となるでしょう。受賞を機に、さらなる活動の充実を目指し、地域の皆さまに愛される団体として成長していくことでしょう。
この度の福祉奨励賞受賞を契機に、コミュニティ・スペースsaculaが京都府・滋賀県にどのような影響をもたらすのか、今後の動向に注目です。公式ホームページやFacebookページを通じて、活動の最新情報もチェックしてみてください。