京都発のスタートアップ、バイオームが経団連に加盟
京都を拠点にする株式会社バイオームが、一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)に入会したことが発表されました。これは、バイオームが企業や自治体の生物多様性に対する取り組みを強化し、ネイチャーポジティブ経営の実現に向けてさらなる一歩を踏み出すことを意味しています。
バイオームの取り組み
バイオームは、いきものコレクションアプリ「Biome」を通じて集まるリアルタイムの生物データを基に、独自の生物分布ビッグデータを構築しています。このデータは、企業や自治体に対して以下のようなサービスを提供するために活用されています。
- - TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への情報開示支援
- - 自然資本を活用した新規事業の開発や戦略の策定支援
- - 市民参加型の生物調査プロジェクトの設計と実施支援
- - 生物多様性戦略や地域づくり計画の策定支援
これまでに、500社を超える企業や120以上の自治体、30以上の研究機関との間でプロジェクトを立ち上げ、その実績を積み上げてきました。バイオームは、これらの取り組みを通じて、生物多様性を大切にする社会の実現を目指しています。
経団連入会の意義
経団連に入会することで、バイオームはさまざまな業界との連携を一層強化し、ネイチャーポジティブ経営の実装を推進していく意向を示しています。最新の政策動向に応じた支援の適正化を進めると同時に、地域や自治体と連携し、「生物多様性の保全が社会の当然」とされる未来を築くことを目指しています。
経団連は、日本を代表する企業1,574社や地方経済団体、業種別の全国団体から成る組織であり、経済の自律的な発展と国民生活の向上を目的としています。このような直結のネットワークを活用し、バイオームは生物多様性についての理解と重要性を広める役割を果たしていくことでしょう。
バイオームの企業プロフィール
株式会社バイオームは、「生物多様性の保全を社会の当然に」という理念のもと、2017年5月に設立されました。代表取締役の藤木庄五郎が率いるこの企業は、世界中の生物のリアルタイムな分布データを活用した情報プラットフォームを構築しています。また、生物調査の計画や実施、データ収集・管理を支援する本格的なツール「BiomeSurvey」や、生物多様性を可視化するサービス「BiomeViewer」も提供しています。
未来に向けて
バイオームが経団連に加盟したことにより、ネイチャーポジティブに向けた取り組みが一層促進されることが期待されます。生物多様性の確保が企業活動の礎となる時代、バイオームはその先駆者としての役割を果たし、持続可能な社会の実現に向けて邁進していくことでしょう。今後の動向にもぜひ注目していただきたいと思います。