牛丼吉野家と生成AIが切り開く未来の店舗経営
2026年2月23日、株式会社吉野家と「教育×AI」を手掛ける株式会社TERRAISEが共同で、大学生を対象とした「生成AI活用による次世代店舗経営体験プログラム」を実施しました。このプログラムは、現代の飲食業の役割を考える絶好の機会となり、学生たちの既存イメージを一新することを目的としています。
プログラムの背景
近年、飲食業の店長職は「現場運営」から「高度な経営戦略」へと変化しています。TERRAISEは、学生たちがこの変化を体感し、店長が掲げる売上分析や集客企画が経営の本質であることを理解することを目指しました。生成AIを活用することで、よりクリエイティブかつ戦略的な職務理解が促進されるのです。
実施概要
イベント名
生成AI活用による次世代店舗経営体験プログラム
開催日
2026年2月23日(月)
会場
株式会社吉野家 本社
参加対象
27卒・28卒の大学生
参加者
学生6名、吉野家現役店長5名
使用AI
Google Gemini
登壇者
TERRAISE代表舟橋、同副代表水津
プログラムの流れ
プログラムは複数のフェーズに分かれて進行しました。メインワークでは、学生と現役店長が3チームに分かれ、架空の店舗経営課題に挑戦しました。各チームには売上データや口コミ、スタッフ情報が与えられ、AIを「経営コンサルタント」として活用しながら戦略を練り上げました。
フェーズ内容
1.
現状分析: AIを用いて店舗カルテを読み込み、現状を理解。
2.
課題の深掘り: 店長への本音インタビューを通じて課題を明確化。
3.
アイデア生成: AIを使って大量のアイデアを創出し、店長と協力して練り直す。
4.
資料作成: 最終的なプレゼン資料を完成させる。
全員のアイデアは「誰かのために」というコンセプトを起点とし、吉野家の企業理念「For the People」が浮かび上がるように設計されました。
実際に生まれたアイデア
一部のチームが提案した施策には、特に注目が集まりました。例えば、架空店舗「吉野家 桜台駅前店」のビジョンを持つチームは、以下のようなアイデアを導き出しました。
- - 牛丼とビールのセット: 「牛丼+ビールセット880円」という特別メニューを考案し、「ちょい飲み」を促進。
- - 温もりある接客: 「おかえりなさい」の一言を用いて、来店客に居場所の温かさを提供。
- - ランチの効率化: 事前オーダー制を導入し、ランチ回転率を1.2倍に。
発表とフィードバック
イベントの締めくくりとして、各チームは自らのアイデアを発表しました。参加者からはAIの分析への鋭い指摘がありつつも、現場の経験を活かしたフィードバックが話し合われ、AIと人間の協力が生む新たな成果が認識されました。
参加者の感想
学生たちは、AIと飲食業という意外な組み合わせが楽しく、短時間でも質の高い成果を出せたことに驚きを隠せませんでした。一方、吉野家の社員たちもAIの利用が業務改善にどのように繋がるかを実感し、「使いこなせる未来が見えた」と感じるコメントが寄せられました。
今後の展望
このプログラムを通して、TERRAISEは、AIが店舗経営の現場で果たす役割を参加者に体験させることができました。今後も、教育機関や企業との連携を強化し、生成AIを活用した実践的な学びの場を拡大していく予定です。このワークショップは、新しい世代のクリエイターを育てる礎となるでしょう。