医療的ケア児も安心して楽しめる音楽イベント「ようこそ絵本の音楽会へ」参加者募集中

音楽と共に生まれる家族の思い出

2026年1月24日、京都市呉竹文化センターホールにて「ようこそ絵本の音楽会へ」が開催されます。この音楽イベントは、医療的ケアが必要なお子さまや障がいを持つ方とそのご家族を対象に、安心して楽しめる特別な場を提供することを目的としています。

本イベントを主催する一般社団法人merry atticと、制作を手がける株式会社オトギボックスは、家族が一緒に楽しめる音楽の場を作るために、合同会社ReeveSupportがサポートを行うことを発表しました。これにより、移動に不安がある家族も、安心して参加できるようになります。

参加者が抱える不安に寄り添って

「うちの子がコンサートに行けるのか不安」「途中で泣いてしまったらどうしよう」といった声は、医療的ケア児や障がいを持つご家族からよく聞かれます。そのため、全体的にインクルーシブな環境を整え、安心して歓声をあげたり、静かに過ごしたりできる空間を提供します。

会場はバリアフリーに対応し、おむつ替えスペースも完備。音に敏感なお子さまや、途中で席を立つ必要があるお子さまでも、周囲をあまり気にせず過ごせるよう工夫されています。

サポート体制の充実

特に注目すべきは、移動に不安を感じるご家族向けに提供する介護・福祉タクシーを利用した送迎パッケージです。このサービスを利用することで、チケット手配から移動、当日のサポートまでを一括して提供します。これにより、外出のハードルを低くし、新たな体験を提供する取り組みを行っています。

また、車椅子専用の席を確保しており、年齢や身体的な状況に関わらず参加可能な音楽会として位置付けています。小さなお子さまから高齢者まで、誰でも同じ瞬間を共有できる貴重な場です。