新たな宿泊体験「まだ名前のない場所」
京都のアートホテル、BnA Alter Museumに、現代美術家・中村夏野の宿泊ルーム「Art Room 703」が2025年4月よりオープンしました。このユニークな部屋は、アートファンにとって新しい滞在のかたちを提供します。アートと宿泊が融合した体験を、皆様にお届けします。
アートと共に過ごす贅沢
Art Room 703「まだ名前のない場所」は、様々な企画展が行われる宿泊型のギャラリーです。この部屋は毎年異なるアーティストによってデザインされ、未来のアートコレクターのための特別な空間となります。中村夏野が手掛けるこのアートルームでは、彼の作品と一緒に宿泊できるという貴重な体験をすることができます。
中村夏野のアートの魅力
生まれてまだ20年あまりの中村夏野は、主にデジタルツールを駆使し、ユニークなアート作品を生み出しています。彼の作品は、特定のモチーフを持たないものですが、色彩や形状によって、植物や音楽、さらには夕日の情景を思い起こさせます。
中村は、RGBの色を巧みに使い、10から20層ものレイヤーを重ねることで、驚くべきハレーション効果を生み出しています。視覚的な体験を超えて、デジタルとフィジカルの境界を軽やかに行き来する彼のアートは、身体や属性に制限されないノンバイナリーな表現でもあります。
部屋の詳細
Art Room 703は、スーペリアダブルベッドが1台、サウナがありますがバスはありません。最大2名が宿泊可能で、部屋の広さは22平方メートル。これまでのアートルームとは異なる、ディレクターやアーティストが入れ替わるスタイルで、非常に興味深い滞在先です。
宿泊ゲストは、特別な『アート友人』のように、現代アートの中で過ごすことができるのです。
作品の購入も可能!
また、Art Roomでは、一部の展示作品が購入可能です。アートファンは、宿泊中に気に入った作品を手に取ることもでき、これまでになかった体験となることでしょう。アートと共に過ごす貴重な時間を、是非体験してみてはいかがでしょうか。
BnA Alter Museumについて
BnA Alter Museumは、31部屋のアート宿泊空間を持ち、アーティストが制作した空間に泊まることができるユニークな美術館です。パブリックスペースは展示やイベントに開放され、アートファンやクリエイターのコミュニティが集まる場ともなっています。
アクセスも便利で、阪急河原町駅から徒歩6分、京阪祇園四条駅からは徒歩7分と、観光にも最適な立地です。美術と宿泊が融合した新しい体験を求める方には、是非訪れていただきたいスポットです。アートに囲まれた贅沢な時間を、BnA Alter Museumで過ごしてみてはいかがでしょうか。