京都・ホテルオークラで開催される橋本有史写真展の魅力

京都・ホテルオークラ京都で特別展開催

京都市中京区に位置するホテルオークラ京都は、2025年4月10日から5月11日まで、特別な写真展「森に語らせる SHIGA KOGEN in monochrome」を開催します。この展覧会は、著名な写真家であり俳人でもある橋本有史氏によって手がけられ、自然豊かな信賀高原をテーマにした作品が約30点展示されます。

展示の概要

ホテルオークラ京都の2階回廊で行われる今回の展覧会は、観覧無料で、ロビーからつながる展示スペースを利用した形式となっています。この回廊は、過去にもホテルの歴史に関連する展示が行われてきましたが、今回は橋本氏が特に取り上げた四季折々の自然の美しさを捉えた写真が楽しめる貴重な機会です。

「森に語らせる SHIGA KOGEN in monochrome」

橋本氏の作品は、単に表面的な美しさを描くのではなく、自然の中で感じる無常さや時間の移ろいを写し出しています。風に吹かれる木々や雨に濡れる大地、晩秋の枯葉、春の芽吹きといった情景は、観る者に深い感動を与え、自然と人間の関係性を考えさせてくれます。ここで展示される約30点の作品は、それぞれに物語があり、観覧者が森と対話し、心の中で感じることを促してくれます。

橋本有史氏のプロフィール

橋本有史氏は、東京都出身の俳人であり写真家です。1995年から俳句を始め、以後は俳句の魅力を写真で表現することに取り組み続けています。数々の受賞歴があり、彼の作品は日本国内外で高く評価されています。特に彼は、国立新美術館新人賞や兵庫県立美術館奨励賞などを受賞し、独特の視点で森や自然の美しさを描写してきました。また、橋本氏が主宰するカロタイプという写真アトリエも注目されており、年に数回行われる個展も話題になっています。

施設情報

ホテルオークラ京都は、1888年の創業以来、伝統と格式を誇る歴史あるホテルです。2025年には創業137周年を迎えるこのホテルは、京の風情とヨーロピアンテイストが調和した落ち着いた雰囲気が特徴です。最上階のレストランからは、美しい眺望が楽しめ、東山三十六峰や鴨川の景色が一望できます。アクセスは便利で、地下鉄東西線「京都市役所前駅」から直結しています。観光の合間にゆっくりとした時間を過ごし、感性が豊かな作品に触れることができるこの展覧会、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。