星のや京都で味わう伝統と革新の会席料理「真味自在・夏」

星のや京都の新たな試み、夏の会席「真味自在・夏」

2025年6月5日より、嵐山にある星のや京都では、革新性あふれる夏の会席料理「真味自在・夏」の提供が始まります。この料理は、京都の伝統的な調理技法に、ネパールの香辛料やイタリアの食材を巧みに取り入れ、独自の味を創り出しています。全室リバービューの旅館で味わうこの特別な会席料理は、夏の食材を最大限に活かした美味しさが魅力です。

料理長の種本琴乃さんは、フランス料理と日本料理の技術を駆使して、伝統の枠にとらわれず、ここでしか楽しめない料理を提案しています。今回の会席に使用される食材は、すべて厳選され、その調和が丁寧に計算されています。

料理の特徴

料理の内容はしっかりとしたテーマを持ちながらも、驚きと遊び心が散りばめられています。特に注目すべきは、肉や魚の新たな組み合わせであり、日本料理の伝統に現代の技法と食材をブレンドしています。

炭火焼油焼

調理法として有名な油焼に新たなアプローチを加えた料理です。淡泊な白身魚、鱸とイタリアのラルドが組み合わされ、塩味と脂の甘みが絶妙に溶け合います。特にラルドは肝心のしっかりとした旨味を引き出し、夏らしさを楽しむのにピッタリです。

炭御飯鮎冷汁

淹れる出汁に金山寺味噌を使うことで、鮎が持つ爽やかな香りと甘みが楽しめる一品に仕上げられています。さらに、苦瓜などの夏野菜と炭火焼きの鮎を混ぜることで、見た目も楽しく、食感、味ともに満足感のある料理が完成しました。

椀物緑椀

酔っ払い蟹を使用した椀物は、空心菜とネパール山椒が加わることで、その華やかな香りとともに、蟹の甘みを引き立てる一品となっています。特にネパール山椒の独特の風味が、料理全体に新たな息吹をもたらしています。

星のや京都のダイニング体験

星のや京都のダイニングでは、平安貴族の優雅な生活を感じながら、非日常的な空間で食事を楽しむことができます。自然に囲まれたこの地で、四季折々の風景を眺めながら、心を豊かにする料理を味わえます。

「真味自在・夏」は、2025年6月5日から7月31日まで提供され、1名あたりの料金は24,200円（税・サービス料込）です。宿泊者に限り、予約は公式サイトから行うことができます。