看護師向けAI実証
2026-09-01 09:59:15

洛和会丸太町病院で開始される看護師向けAIエージェントの実証プロジェクト

洛和会丸太町病院における看護師向けAIエージェントの実証開始



2026年8月より、医療法人社団洛和会が運営する洛和会丸太町病院で、看護師の業務を支援するAIエージェント「NURVIS」の実証実験がスタートします。このプロジェクトは、株式会社peacefulが提供するもので、看護記録の負担を軽減し、看護の質を向上させることを狙いとしています。

NURVISとは何か?


NURVISは、骨伝導イヤホンとスマートフォンを利用した全く新しい形のAIエージェントです。このシステムは、看護師の音声や行動に基づいて看護記録を自動生成できるだけでなく、必要な看護手順や薬剤情報をその場で確認できるよう支援します。また、一日の業務のタイムライン管理や、報告書・カンファレンスの準備に役立つ機能も備えています。

最大の特徴は、NURVISが単なる記録ツールではなく、看護師の思考を補完し、必要な情報をタイムリーに提供することで、看護師に寄り添う「右腕」として機能することです。このようにして、医療現場における業務の効率化を図ろうとしています。

実証実験の目的


今回の実証実験では、看護師がNURVISを日常業務で使用し、記録業務による負担軽減の効果を評価します。それに加えて、看護の質や労働環境にどのような影響があるかも検証します。特に、看護師が持つ判断や観察のプロセス、患者やその家族への効果的なコミュニケーションを可視化することが重要な目標です。

看護師の経験を次世代に


看護師の知見はしばしば、個人の経験として留まりがちですが、NURVISを活用することで、優れた看護実践を組織の知識として「見える化」し、経験の浅い看護師への教育や指導に役立てることを目指します。これにより、看護の質を底上げし、医療現場での協力を促進します。

音声AIの導入背景


現代の医療現場では、看護師の業務負担が増加しており、記録業務や間接業務に多くの時間が取られています。その結果、看護師が患者と向き合う時間が削減されており、患者へのケアに影響が出ているのが現状です。この問題に応えるために、NURVISは看護師の業務をリデザインし、より多くの時間を患者との関係構築に充てられるよう支援します。

医療法人社団洛和会のコメント


洛和会丸太町病院の担当者によると、看護記録や間接業務の効率化が求められる中、NURVISは看護師の判断や観察を可視化する貴重なツールとしての可能性を持っているとのことです。これにより、医療の質の保持と持続可能な医療提供体制の実現を目指していきます。

株式会社peacefulの特長


このプロジェクトを手掛ける株式会社peacefulは、「医療を持続可能にする」ことを理念に、看護師の認知負荷をテクノロジーで外部化し、質の高い医療を維持する環境を整えることを目指しています。代表取締役の陣之内将成氏は、自身が看護師として実践してきた経験を基に、NURVISが次世代の看護の形を構築するための重要な役割を担うと確信しています。

まとめ


看護師向けAIエージェント「NURVIS」は、医療法人社団洛和会の協力により、看護業務の効率化と質の向上を目指す重要な試みです。看護師たちがより多くの時間を患者に対し、有意義なケアを提供できるように、これから期待が高まります。今後の実証結果が待たれます。


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