新しい職場文化の形成への一歩
2026年9月に創立45周年を迎えるファミリーマートが、コカ・コーラ ボトラーズジャパンとのコラボで、3月6日に「こころとからだに寄り添う職場づくり」というテーマのオンラインイベントを開催しました。この取り組みは、「国際女性デー」に合わせて行われ、特に生理や更年期に関連する健康課題に着目し、職場環境の改善を図ることを目的としています。
プレゼンティズムを減らすために
本イベントでは、多くの人が経験する「プレゼンティズム」に焦点が当てられました。これは、健康上の理由で本来のパフォーマンスを発揮できない状態を指します。本来、職場での活力を維持するためには、個々人が抱える心身の不調を無視してはいけません。そのために、周りの人もその理解を深め、お互いに支え合える環境を整えることの重要性が強調されました。
専門的知見の共有
ネクイノの助産師、下青木彩氏による進行のもと、医学的視点からのセルフケア法や適切な対話方法が紹介されました。特に注目されたのは、コカ・コーラ ボトラーズジャパンが導入したホルモン療法への費用補助制度や、「生理休暇」を意識的に前向きな名称に変更した「ととのえ休暇」といった具体的な施策です。これにより、社員がより快適に働ける環境を提供し、キャリアを続けやすくしています。
ファミリーマートもまた、「リラックスショーツ」という新商品を通じ、自らを労わる重要性と共に、職場で「今日はリラックスして働こう」と自然に声を掛け合える文化の醸成に力を入れていると説明しました。このように、両社は専門的な知識を基にした支援体制を整え、働きやすい職場へと導くための方策を探求しています。
クロストークで得られたヒント
イベント内では、三社の代表によるクロストークも行われました。参加者は、相談がしやすい環境作りについて意見を交わし、「互いの状況を尊重する文化」を育むことの重要性を再確認しました。あらためて強調されたのは、日常的なコミュニケーションの中で、誰もが自身の体調や状況を理解し合える前提を共有することです。そして、「特別な対応」を求めず、日常において自然に支え合うことができる風土をどう築くかが話し合われました。
参加者の反響と今後の展望
このイベントに参加した従業員からは、「以前は「知らない」ことからのすれ違いに気づけた」「チームでの支え合いのための具体的な一歩が見えてきた」との声が多く寄せられました。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンの関係者は、特に婦人科系の症状についての理解を深めることが、企業としてのインクルーシブなカルチャーを築くための鍵であると述べました。また、ネクイノの代表も、性別に関わらず正しい知識を共有し、相互理解を促進することの重要性を再確認しました。
ファミリーマートも、共通の志を持つ企業との共創を通じて、誰もが活躍できる職場環境を整えることが必要だと述べています。これからの「働きたい」という意識を形にするためには、こうした取り組みが不可欠であることを全員で再認識した時間でした。
まとめ
このように、ファミリーマートとコカ・コーラボトラーズジャパンが共に取り組む職場環境の改善は、一企業の枠を超えた社会全体の健康を考える上での重要な一歩です。今後も両社の活動に期待が寄せられています。