新たな高耐サージチップ抵抗器「SDR01シリーズ」の登場
電子機器の小型化が進む中、ローム株式会社(本社:京都市)が開発した新製品、1005 Metricサイズの高耐サージチップ抵抗器「SDR01シリーズ」は、その名の通り、耐サージ性に優れており、業界最高クラスの0.33Wの定格電力を実現しました。
性能特性と設計の工夫
この新型抵抗器は、設計の最適化により、耐サージ機能と信頼性が両立しています。具体的には、抵抗体や電極部分の設計を見直し、サイズがコンパクトであっても、高い定格電力保証が可能になりました。さらに、0.33Wを保証する定格端子温度は125℃に設定されており、高密度実装が求められる厳しい環境でも安心して使用できます。
これにより、上位サイズからの置き換えもスムーズに行え、部品を集約させることでスペースの確保や部品数の削減にもつながります。そして、熱設計に関する負担も大幅に軽減されるのです。
温度変化に対する高い安定性
加えて、SDR01シリーズは、TCR(抵抗温度係数)が±100ppm/℃という特性を持っています。これにより、温度変動による抵抗値の変化を抑制し、安定した回路動作をサポートします。特に電源回路やインターフェース周辺での使用が期待できるため、小型で信頼性の高いシステム作りに貢献します。
市場ニーズに応える新製品
近年、電子機器はますます高機能・高電力化が進んでおり、これに伴い、耐サージ機能を求められる小型抵抗器の需要が急増しています。ロームは、こうしたトレンドに即した「SDR01シリーズ」を今すぐに量産開始しました。この抵抗器は、サンプル価格が税抜6円という手頃さに加え、オンラインストアを通じて広く購入可能です。ROHM Online Storeはもちろん、Arrow.comやコアスタッフオンラインなどでも取り扱われています。さらに、今後もロームはこのような高信頼チップ抵抗器のラインアップを充実させ、電子機器の小型化、高電力化、高信頼化のニーズに積極的に応えていく予定です。
アプリケーション例と展望
SDR01シリーズは、車載機器、産業機器、民生機器など、多岐にわたる電子機器において、特に小型かつ高電力、高信頼性が求められる電源回路や制御回路において活躍が期待されます。これらの分野において新製品がどのように活用され、さらなる技術革新を促すのか注目していきたいと思います。日本が誇るロームの技術力が、未来の電子機器を進化させる一助となることを期待しています。