川島織物セルコン、ミラノデザインウィーク2026への出展について
2026年の春、イタリア・ミラノで開催される世界的なデザインイベント「ミラノデザインウィーク2026」に、京都の伝統的な織物メーカーである川島織物セルコンが出展します。ミラノデザインウィークは毎年、多くの国や地域から最新のデザインと技術が集まる場所であり、今回で5度目の参加となる川島織物は、「織の地層」というテーマのもと、自然界の質感を巧みに織物に投影する試みを行います。
「織の地層」-素材と技術の融合
今回の展示では、長い年月を経て形成される地層の様々な質感が、織物という形で表現されます。乾いた土壁のひび割れ感や、鉱石の輝き、さらには色とりどりの自然素材を基にした織の技術が、観る人々に新たなインスピレーションを与えます。川島織物セルコンは、その織物技術の奥深さと独自性を駆使し、地層の持つ迫力ある質感を「織の表情」として可視化します。
新たな空間づくりへの提案
特に注目すべきは、インテリアや建築分野において、自然素材の質感を織物で表現し、さまざまな特性をもった製品への応用ができるという点です。椅子張やクッション、パーティションといった実用的な製品へも展開可能な新しい可能性を提案します。また、空間のスケールや光環境に合わせた質感の選び分けができるようにデザインされ、視覚的にも触覚的にも魅力を持つ空間が構築されます。
立体的な質感を体感
展示会場では、堆積や圧縮、隆起といった社会の新たな形態を織りの技法を通じて体験できる立体的な空間を設けます。熟練した技術者が巨大な織機で織り上げるアート作品を通じて、手織りおよび機械織りの多様性が示され、観客にはテクスチャーの違いを直接体感できる機会が与えられます。
岡安 泉氏によるアートディレクション
さらに、照明デザイナーの岡安泉氏がアートディレクターを務め、光の演出によりテキスタイルの質感そのものが際立つような空間デザインが行われます。光の角度や距離によって異なる印象を持つ織物の表情を体感し、視覚だけでなく触覚でも楽しめる展示が実現します。
今回の展示を通じて
毎年ミラノで繰り広げられるデザインウィークの舞台で、川島織物セルコンの長年の技術と挑戦が新たな形として表現されます。この展示は、ただの作品としての美しさだけでなく、地層を通じた時間の流れや自然との対話を感じさせるものとなるでしょう。1843年創業以来続いてきた技術の堆積を、ぜひミラノの地で直に感じてみてはいかがでしょうか。
出展情報
- - 開催期間: 2026年4月20日(月)~26日(日)
- - 会場: パオラレンティ ミラノ
- - 特設サイト: 川島織物セルコン公式
この機会にぜひ川島織物セルコンの作品を体験し、自然と織物が生み出す魅力に触れてみてください。