糖尿病フットケアの国際展開
2025-07-01 00:01:25

セカンドハートが目指す糖尿病フットケアの国際展開とその意義

セカンドハートが目指す国際展開



株式会社セカンドハートは、京都府長岡京市に本社を構えるメドテックスタートアップで、糖尿病による足切断ゼロを目指しています。この度、総務省が実施する「安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業」地方枠に採択され、同社が開発した足病診療支援プラットフォーム「Steplife」を用いた海外展開が期待されています。

「Steplife」を通じた社会貢献



「Steplife」は、糖尿病の合併症である足病変を早期に発見し、適切な対策を講じることを可能にするクラウド型フットチェックシステムです。このシステムは、すでに日本国内の医療機関に導入され、足切断を予防する新たなスタンダードとして注目されており、今回の採択によりさらなる国際展開が期待されることになります。

東南アジアへの進出



今後、セカンドハートはマレーシアを皮切りに、現地の医療機関や行政と連携を図りながら、「Steplife」を利用した新たな足病ケアモデルの構築を図ります。これは、糖尿病に関連する社会的課題を解決するためのモデルケースとして、海外での成功を目指す重要な取り組みとなります。

具体的な展開方針



このプロジェクトでは主に次の3点に重点を置いて展開を進めます。
1. 現地パートナーとの連携構築
マレーシア社会保障機構(PERKESO)と正式に協定を結ぶことを視野に、官民連携を強化します。

2. ユーザー共創型の検証実施
フットチェックの文化を根付かせるため、現地医療者や患者の意見を取り入れ、ソリューションの改善を行います。

3. ローカライズ対応の設計
参加するユーザーが理解しやすいような多言語サポートや、文化や宗教的背景を考慮したAI看護師の設計を行います。

代表の想い



株式会社セカンドハートの代表取締役CEOである石田幸広氏は、次のように述べています。「足を守ることで、人は自分らしく生き続けられる。国境を越えて、この当たり前を実現したい。」まさに、その第一歩がこの度の採択であり、同社はASEAN全域への拡大を目指しています。

資金調達と今後の展望



現在、セカンドハートはシードラウンドでの資金調達を進めており、さらなる技術開発や市場展開を加速しています。これにより、現行製品の医療機関への導入を進めるだけではなく、新たな医療機器の開発や海外市場への進出も視野に入れています。

今後、本事業は2026年2月までにマレーシアでの実証準備やネットワーク構築を完了させ、その後はインドネシアやフィリピンなどの他のASEAN諸国への展開に広がることが予定されています。

株式会社セカンドハートについて



「足は第二の心臓、糖尿病による足切断ゼロを目指す」というミッションのもと、セカンドハートはAI看護師、末梢神経障害スクリーニング機器、患者用VR教育教材、糖尿病用ソックスなど、包括的なフットケアのエコシステムを構築しています。今後も地域社会および国際社会に貢献する活動を続けていくことでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: セカンドハート 糖尿病 ステップライフ

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。