加藤泉と千總の特別展「絵と着物」
2025年、千總は創業470周年を迎えます。この記念すべき年に、現代美術家の加藤泉とのコラボレーションによる展覧会「加藤泉×千總:絵と着物」が実施されます。会場は京都の千總ギャラリーで、この独特の展覧会では加藤泉の芸術作品と伝統的な着物の融合を存分に楽しむことができます。
加藤泉の独自な感性
加藤泉は1969年に生まれ、シンプルで記号的な「人型(ひとがた)」をモチーフにした作品で知られています。彼は京都の伝統技法、特に友禅染めに注目し、自ら職人たちと共に手がけた作品を展覧会で紹介します。これまでの千總の歴史の中で、友禅職人以外の手による着物生地の染色は非常に稀な試みです。
伝統工芸の融合
今回の展示では、加藤泉によってスケッチされたデザインを基に、多数の伝統的な染色技術を駆使して仕立てられた着物の形をしたアート作品がラインナップされます。作成には、20名以上の京都在住の専門職人たちが参加し、糸目友禅、描き友禅、絞り染め、刺繍など、さまざまな技法を駆使しました。こうした伝統工芸の技巧が、現代アートと交わるこの機会をお見逃しなく。
未公開のアート作品も注目
さらに、千總の厳しい品質基準を通過できなかった生地を使用したアート作品も展示される予定です。これらの作品は、質が高いだけでなく、加藤の感性が色濃く反映されたユニークな表現物となっており、多様な文化の融合を示す貴重な機会となります。
開催詳細
- - 会期: 2025年2月27日(木)~9月2日(火)
- - 場所: 千總ギャラリー (京都府京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 千總本店2階)
- - 開館時間: 10:00~17:00(水曜休館)
- - 入館料: 無料
また、展覧会に先立ち、プレス関係者向けの内覧会が2025年2月26日(水)に予定されています。アートファンや着物の愛好者にとって、見逃せないイベントとなるでしょう。
オリジナルグッズの販売
さらに、展覧会では加藤泉のデザインを用いたオリジナルグッズも登場します。品質基準を満たさなかった生地を使用したおじゃみや伝統的な製法で制作された団扇が数量限定で販売される予定です。
加藤泉と千總との出会いが、伝統的な着物文化に新たな価値をもたらし、未来のアートと文化の創造を刺激することを期待しています。詳細については、特設サイトで確認してください。
展覧会特設サイトこちら
ぜひ、この機会に加藤泉の独自のアートと千總の伝統工芸の融合を体感してください。