京都からアフリカの魅力を発信するティンガティンガ布
京都に拠点を置く株式会社AFURIKA DOGSが、アフリカのポップアート『ティンガティンガ』をデジタル捺染した布を新たに開発しました。この布は、2025年に開催される大阪・関西万博に出展予定で、アフリカの色彩豊かな魅力を伝える重要な作品として注目を集めています。
ティンガティンガとは?
『ティンガティンガ』は、タンザニアにルーツを持つ現代アートのスタイルで、その起源は1960年代にさかのぼります。廃材にエナメルペンキで描かれた絵から始まりました。創始者であるエドワード・S・ティンガティンガの作品は、彼の甥アーティスト、マイケル・レヘム氏によって現代風にアレンジされ、再び脚光を浴びています。レヘム氏は、スイスのデザインコンペでの優勝を果たし、さらに多くの国際的なアートイベントにも参加してきました。
京都の匠とアフリカのアートの出会い
このプロジェクトでは、レヘム氏が描いたアートをデータ化し、京都市にある株式会社美研繊維が染色加工を行いました。染色工場での加工が施された布には、京都の技術とアフリカ文化が融合した深い意味が込められています。この取り組みは、単なる商品開発にとどまらず、地域の文化交流を促進する重要な試みでもあります。
大阪・関西万博への期待
ティンガティンガ布は、万博での出展に向けて多くの準備が進められています。万博では、この布がどのようにアフリカの文化を京都から発信するかが注目されることでしょう。また、出展に先立ち、オンラインストアでの販売もスタートしており、税込1,650円で長さ50cmの布を提供中です。
未来の展望
AFURIKA DOGSは、今後も京都のカルチャーを基盤にアフリカ的な視点を生活やビジネスに取り入れる企画を推進していく計画です。アフリカ地域の研究者や学生、ビジネスマンが集える場づくりも視野に入れており、日本とアフリカをつなぐ架け橋となることを目指しています。進捗はSNSや公式ウェブサイトで発信していくため、ぜひご注目ください。
結びに
京都とアフリカのアートが交差するこのプロジェクトは、単に生地を販売するだけでなく、両地域の文化を融合させ、新しい価値を生み出すものです。ティンガティンガ布の魅力をぜひ体感してみてください。公式オンラインストアでの購入は、
こちらから可能です。