医療文書の効率化が進む!退院サマリー自動生成システム始動
医療現場において、文書作成は医師や看護師にとって大きな負担となっています。しかし、医療法人社団焔「おうちにかえろう。病院」とNTTプレシジョンメディシン、そしてPRiME-Rは、この課題を解決する新しいシステムの実証実験を経て、退院サマリーの半自動生成機能を導入する運びとなりました。このシステムは、医療従事者の多忙を少しでも軽減し、業務の効率化を図るものです。
実証実験の成果
2025年6月より実施されたこの実証実験では、PRiME-Rが開発した大規模言語モデル(LLM)を用いて、医療文書を半自動で生成する「症例報告・病歴要約支援システム」に取り組みました。実際の臨床データを用いながら、医師のフィードバックを得ることで、機能の精度向上を図りました。結果として、参加した医師からは「通常の3分の1の時間で退院サマリーを作成できた」との声も寄せられています。
このシステムを活用することで、医療従事者は文書作成にかかる負担を大幅に軽減できることが期待されています。また、主治医が不在の際でも、必要な情報を迅速に確認できる利点もあります。
今後の提供予定
2026年度第一四半期からは、この半自動生成機能が中小病院向けのクラウド型電子カルテ「モバカルホスピタル」のオプションサービスとして提供される予定です。興味のある医療機関は、モバカルの公式ホームページにて詳細情報を確認できます。
AI要約ボタンを押すことで、電子カルテ内の情報を分析し、要約文書を生成できる画面イメージも開発中です。医療従事者はその要約を微修正することで文書完成を短時間で行えます。
新たな実証実験の募集
さらに、「看護サマリー」や「診療情報提供書」の半自動生成を目指した実証実験にも参加者を募集中です。医療機関の多様なニーズに応じたサービスを展開していくため、多くの医療機関の意見を取り入れることが大切です。興味のある施設はぜひお問合せください。
今後の展開と期待
今後も「おうちにかえろう。病院」とNTTプレシジョンメディシン、PRiME-Rは、現場の声を反映させた研究開発を継続し、さまざまな医療文書の自動生成に向けた取り組みを進めていきます。これにより医療従事者の負担軽減だけでなく、医療の質向上にも寄与できることを目指します。新しい技術によって医療現場がより効率的に、そして患者に優しい環境が整うことを期待しています。